2016年01月15日　12:24

デノン、シンプル&ストレート設計思想のプリメイン「PMA-2500NE」など

デノンは、「2500NEシリーズ」のプリメインアンプ「PMA-2500NE」を発表。2月中旬より発売する。

「2500NEシリーズ」では、「PMA-2000シリーズ」を超えるパフォーマンスを実現するため、フラッグシップモデル「PMA-SX1」やプレミアムモデル「PMA-SX11」で新たに打ち立てた「シンプル&ストレート」という設計思想を徹底させたという。パワーアンプの回路構成や高速熱帰還回路、パワーアンプ用電源ラインなど、アンプにおける回路のほぼすべてにおいて、細部に至るまでシンプル化とスレート化を施したとのことだ。

具体的には、繊細さと力強さを高い次元で両立するため、出力段には、微小領域から大電流領域までのリニアリティにすぐれ、大電流を流せるUHCMOS（Ultra High Current MOS）FETをシングルプッシュプルで用いるシンプルな回路を採用。また、増幅回路を従来のフラットアンプ＋パワーアンプの2段構成からハイゲインパワーアンプによる1段構成に変更し、音声信号が通過する素子の数を減らし、信号経路を限りなく短くすることで、純度の高いサウンドを実現する。

さらに、パワーアンプのUHC-MOS、温度補償トランジスタに加えて、新たにパワーアンプのドライバー段のトランジスタもラジエータ（銅プレート）に熱結合。アイドリング電流に関わるすべての素子が熱結合されるため、アイドリング電流の安定度が増し、ぶれずに安定した音を再生できる。また、回路の「シンプル＆ストレート」化を徹底するために、入力から出力に至るまで、アクティブサーボ回路とカップリングコンデンサーを完全に排除。DC安定度の高いアンプ回路を実現するため、DCサーボ回路にはコンデンサーと抵抗によるシンプルなパッシブ回路を用いた。

主な仕様は、パワーアンプ部の定格出力が80W＋80W（8Ω、20Hz～20 kHz、THD0.07％）/160W＋160W（4Ω、1kHz、THD0.7％）。周波数特性が5Hz～100kHz（0～-3dB）、入力感度がEXT.PRE:0.9V、入力インピーダンスが47kΩ。本体サイズは434（幅）×182（高さ）×431（奥行）mm、重量は25kg。ボディカラーはプレミアムシルバー。

価格は230,000円（税別）。

このほか同社では、「2500NEシリーズ」より、スーパーオーディオCDプレーヤー「DCD-2500NE」、ネットワークオーディオプレーヤー/USB-DAC「DNP-2500NE」を2月中旬より発売すると発表。価格は、「DCD-2500NE」が180,000円、ネットワークオーディオプレーヤー/USB-DAC「DNP-2500NE」が200,000円（いずれも税別）。