2017年06月30日　16:00

オンキヨー、KAWAIピアノ採用のモジュールを搭載したプリメインアンプ

オンキヨー＆パイオニアマーケティングジャパンは、オンキヨーブランドより、ステレオプリメインアンプ「A-9150（S）」を発表。7月上旬より発売する。

Onkyo R&Dチームによる長年の動特性の追究によって誕生したというアンプモジュール「Discrete SpectraModule」をメインアンプの増幅段に搭載し、クリアな音像とリアルな音場再生を実現するモデル。さらに、MM/MC両カートリッジに対応した、独立専用基板のフォノイコライザーを装備。MC部には、いく度もの試聴を経て選別されたディスクリート構成のヘッドアンプを採用する。

ボディは、音質に悪影響をおよぼす高調波振動を抑制するため、凹凸のないフラットシャーシーを採用。厚さ1.6ｍｍの鋼板を使用し、高い剛性を確保する。さらに、デジタル入力（光2系統、同軸2系統）を装備し、DACには高性能768kHz/32bitデバイスを搭載。音楽情報を漏らさずアナログ信号に変換し、音源の魅力を存分に引き出すという（192kHz/24bit対応）。

加えて、D/A変換後に発生する高周波ノイズを除去し、従来のローパスフィルターでは対応できなかった可聴帯域外からの混変調ノイズを根本的に抑制する独自開発のフィルター回路、「DIDRC フィルター」を搭載。「デジタル音源特有のノイズ」から解放された、なめらかで豊かな音楽再生を実現する。

なお、アンプモジュール「Discrete SpectraModule」およびDACの後段に搭載した「DIDRC フィルター」は、グランドピアノらしいナチュラルな音色の再現度が評価され、河合楽器製作所（KAWAI）のハイブリッド・ピアノ「NOVUS NV10」に採用されているとのことだ。

主な仕様は、定格出力が4Ω時は60W＋60W（20Hz-20kHz, 0.08％以下THD、2ch駆動時）、8Ω時は30W＋30W（20Hz-20kHz, 0.08％以下THD、2ch駆動時）。本体サイズは435（幅）×139（高さ）×331（奥行）mm、重量は9.2kg。ボディカラーはシルバー。

価格は62,000円（税別）。