2022年02月08日　15:58

オンキヨーサウンドとオンキヨーマーケティング、「資金難」で事業活動を停止へ

オンキヨーホームエンターテイメントは2022年2月8日、同社連結子会社のオンキヨーサウンド、およびオンキヨーマーケティングの事業活動を停止することを決定したと発表した。

今回の事業活動停止にいたる経緯について、オンキヨーホームエンターテイメントでは、オンキヨーサウンドは「2020年10月に当社から会社分割による設立以降、OEM事業に従事してきたが、継続的な資金難の状況に陥っている」とのこと。いっぽう、オンキヨーマーケティングは「ホームAV事業譲渡以降も、ホームAV製品やデジタルライフ製品の国内販売を続けてきたが、継続的な資金難の改善の見通しがたたない状況になっている」という。

両社とも、第三者の資本参加や事業の譲渡など、事業継続のためのあらゆる可能性を模索してきたが、これらの協議も難航し、その結果、事業を継続することがきわめて困難となり、事業活動を停止せざるを得ないとの決定にいたったとのことだ。

なお、オンキヨーホームエンターテイメントは、HAV事業譲渡にともなう手数料収入を得ながら、経営管理業務を外部から受託する形で、「小規模ながらビジネスを継続する」と説明している。

以下、オンキヨーサウンド、およびオンキヨーマーケティングの発表より。

■オンキヨーサウンド

当社オンキヨーサウンドは、そのすべての事業活動を停止することを決定いたしました。当社は2020年10月、オンキヨー（現・オンキヨーホームエンターテイメント）から会社分割による設立以降、OEM事業に従事してきましたが、継続的な資金難の状況に陥っております。

第三者の資本参加や事業の譲渡など、事業継続のためのあらゆる可能性を模索してきましたが、それらの協議も難航し、事業を継続することがきわめて困難となりました。今後、破産手続開始の申立てに向けて、代理人弁護士と準備を進めてまいります。お取引先さま、関係者の皆さまに対しましては、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

■オンキヨーマーケティング

当社オンキヨーマーケティングは、そのすべての事業活動を停止することを決定いたしました。親会社のオンキヨーホームエンターテイメントのホームAV事業譲渡以降も、当社は、ホームAV製品やデジタルライフ製品の国内販売を続けてきましたが、継続的な資金難の改善の見通しがたたない状況となっております。

第三者の資本参加や事業の譲渡など、事業継続のためのあらゆる可能性を模索してきましたが、それらの協議も難航し、事業を継続することがきわめて困難となりました。今後、破産手続開始の申立てに向けて、代理人弁護士と準備を進めてまいります。当社製品をご愛顧いただいたお客さま、お取引先さま、関係者の皆さまに、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

■関連リンク

オンキヨーサウンドニュースリリース（PDF）

オンキヨーマーケティングニュースリリース（PDF）

オンキヨー、ホームAV事業の譲渡に関する基本合意書締結について発表

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