2010年11月11日　17:57

三洋、マイク部が可動するハイエンドICレコーダー

三洋電機は、リニアPCMレコーダー「Xacti SOUND RECORDER（ザクティサウンドレコーダー）」シリーズのハイエンドモデル「ICR-PS515RM」を発表。11月26日より発売する。

新開発の「3WAYロータリー&低域補正マイクシステム」を搭載したのが特徴。シーンに合わせて、マイクの集音範囲を3つのポジションから選択できる「3WAYロータリーマイク」と、低域録音に威力を発揮する「低域補正マイク」により、指向特性の確保と、しっかりとした低域集音を実現している。また、高感度・低ノイズの高性能マイクとマイク開口部の大幅な拡大により、臨場感と明瞭性もアップしている。

機能面では、シーンに適した録音設定を呼び出せる「録音シーンセレクト」を搭載。「音楽」「講義」「会議」の3種類の録音シーンがあらかじめ用意されており、登録されている設定を変更し、上書き登録することもできる。また、自分で選んだ設定を「お気に入り」に3個まで登録することも可能。これらのシーンセレクト設定を、ロータリーマイクの切換スイッチに連動させ、一発で呼び出すこともできる。

録音フォーマットは、リニアPCM形式とMP3形式の2種類を用意。リニアPCM録音は、16bit/48kHzと16bit/44.1kHzの2種類、MP3録音は、320/192/128/64kbps(ステレオ)と32kbps(モノラル)の5種類から選択できる。記録メディアは、8GBの内蔵フラッシュメモリーと、外部メモリーのmicroSDHCカード。メモリー間のファイルコピー&ファイル移動にも対応する。

再生機能は、ノイズの少ないクリアな再生ができる「ノイズキャンセル」をはじめ、音程を変えずに早聞き/遅聞きができる「21段階再生スピード調節機能」、語学学習に便利な「A-Bリピート再生（独立ボタン）」、好みの場所から再生が可できる「時間指定サーチ」などを装備。再生フォーマットは、PCM、MP3、WMA、PDDRM-WMAなどをサポートしている。なお、PCM(WAV)は本製品で録音したデータのみとなる。

本体サイズは、39.9（幅）×120.8（高さ）×14.8（奥行）mmで（マイク奥行23.6mm）で重量70.5g（電池含む）。電源は単4形エネループ充電池1本で、駆動時間は録音が最大17時間、再生が最大18時間。本体カラーはブラック。

価格はオープン。

三洋電機