2017年07月21日　12:11

ニッポン放送などが開発したワイドFM対応ラジオ「Hint BLE Radio」

ニッポン放送、Cerevo、グッドスマイルカンパニーの3社は、クラウドファンディングを通じて開発したワイドFM対応ラジオ「Hint BLE Radio」を9月初旬に発売すると発表。7月20日よりビックカメラなどで先行予約の受付を開始した。

「カッコいいラジオが欲しい」という思いのもと、ニッポン放送のアナウンサーである吉田尚記氏が立ち上げたプロジェクトから生まれた製品。クラウドファンディング「CAMPFIRE」では、目標金額を大きくオーバーする234％で目標を達成している。

特徴としては、FM放送用周波数を用いてAM放送の補完的放送を行なう「ワイドFM」に対応。「ワイドFM」は、ステレオ放送に対応しており、従来のAM放送よりもクリアな音質でラジオを聴取することが可能だ。なお、AM放送の受信は非対応となる。

音質面では、本体上部のスピーカーに加え、ウーハー、ツイーターを追加した3WAY構成を採用。いずれも無指向性で、部屋の中のどの位置からでも最適な音を楽しめる。加えて、ニッポン放送技術部が監修、人の声が心地よく聴こえるやわらかいサウンドに設計されている。

さらに、ラジオ機能に加えてBluetoothスピーカー機能も搭載し、スマートフォンなどからワイヤレスで再生することが可能だ。LINE IN入力端子も備えており、ケーブル接続での音楽再生も行える。

機能面では、「DTMF音（電話のダイヤル音）」を利用してスマートフォンへ情報を送受信できる「トーンコネクト」に加え、Bluetooth Low Energyのビーコンを用いたGoogleの規格「Eddystone」に対応したスマートフォン連携機能を搭載。ラジオ番組で流れたDTMF音に含まれる情報を本体で解析し、BLEビーコンでiPhoneやAndroidなどのスマートフォンへ送ることで、番組で紹介したWebサイトのURLをスマートフォンで自動的に通知することができる。

このほか、最大出力は10W×3。バッテリー駆動時間は約3時間。本体サイズは80（幅）×297（高さ）×80（奥行）mm。重量は1075g。

ボディカラーは、フロストシルバーとブラックの2色を用意する。

価格は22,000円（税別）。

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