2010年10月04日　19:00

パナソニック、エコヒートポンプ搭載の洗濯乾燥機

[NA-VX7000L-N]

[NA-VX7000L-W]

パナソニックは、ドラム式洗濯乾燥機の新モデル「NA-VX7000」を発表。左開きモデル「NA-VX7000L」と右開きモデル「NA-VX7000R」を10月30日より発売する。

薄型熱交換器、高効率コンプレッサー、乾燥フィルターなどを一体化した新ヒートポンプユニットと、従来よりも約40%長さをカットした循環風路で構成された新開発の「エコヒートポンプエンジン」を搭載したのが特徴。従来機種「NA-VR5600」と比べて乾燥時の風路抵抗を約20%低減し、より効率的に衣類を乾燥できるようになった。

さらに、省エネ機能「エコナビ」が乾燥行程に対応。新たに「乾燥センサー」を搭載し、乾燥時にドラム槽内を循環する風の温度変化を検知することで、布量や布質による乾き方を見分けることが可能だ。検知結果に応じて、コンプレッサーの回転数を自動制御し、布量が少ない場合や、化繊など乾きやすい衣類が多い場合は、最大約10%の省エネを実現する。同時に、乾かしすぎも防ぎ、布傷みも軽減できるという。

加えて、新搭載の「ジェット乾燥コース」では、前後2つの吹き出し口を切り替えて2種類の風を送り出し、綿100%の衣類なども、シワを抑えてキレイに仕上げることが可能。乾燥前半に、ドラム槽の後方より大風量の風を出し素早くムラなく乾燥させ、後半は前方から高速の風をあてることで、衣類をほぐしながら乾燥し、衣類のシワを抑制する。

洗濯機能では、7か所から強力水流を放出する「全方位シャワー」を搭載し、洗浄液を素早く衣類に浸透させて洗濯時間を、従来モデル「NA-VR5600」よりも18%短縮したのがポイント。「全方位シャワー」は、15度ずつ角度をずらして設計された7か所の放出口から毎分20Lの洗浄液を強力に噴出し、衣類への浸透が「NA-VR5600」より1.5倍のスピードを実現している。また、ドラム槽の内部形状には、突起のあるクロスカット構造の「スパイラルドラム」を採用し、こすり洗いの効果を高めている。

このほか、従来モデルと同様に、洗えない衣類への除菌・消臭効果や、ドラム槽の黒カビ発生を抑制する「ナノイー」を搭載。ドラムの回転数を減らした「ゆり洗い」と「全方位シャワー」により、衣類の傷みを抑えながら洗える「上質おうちクリーニングコース」、抗菌加工の「バッフル」「バックフィルター」を備える。

ボディカラーは、「NA-VX7000L」がクリスタルホワイトとノーブルシャンパンの2色、「NA-VX7000R」がクリスタルホワイトを用意。価格はオープン。