2011年09月28日　17:20

日立、ヒーターレス節電乾燥搭載のドラム式洗濯乾燥機

日立アプライアンスは、ドラム式洗濯乾燥機の新モデル「ヒートリサイクル風アイロンビッグドラム」を発表。「BD-V9400」と「BD-V5400」の2モデルを10月22日より発売する。

いずれも、洗濯のたびに、洗濯槽の裏側などに付着した皮脂汚れや洗剤カスなどを洗い流す「自動おそうじ」機能を搭載。最終すすぎの際に、ドラム(内槽)を高速回転させながら、上部に設けた16か所の穴から水道水をシャワーで出し、外槽前カバーの裏側とドラム前部の汚れを洗い流すようになっている。また、シャワーした水を外槽の底部にため、ドラムを高速回転させることで、ドラム外側や外槽内側の汚れも洗すことができるという。なお、使用する水道水の量は9Lで、電気代も含めた1回当たりのランニングコストは2.5円となる。

乾燥面では、直径約63cmのドラム「直径ビック槽」内で、時速約300kmの高速風で衣類のシワを伸ばす「風アイロン」機能と、運転時に発生する熱を回収して乾燥時の温風に再利用する省エネ技術「ヒートリサイクル乾燥」方式を組み合わせ、ヒーターを使用しないで乾燥できる「ヒーターレス節電乾燥」を搭載したのがポイント。これにより、消費電力量は標準コースの約890Whから約850Wh、最大消費電力は標準コースの1300Wから490Wへと抑えらられている。

洗浄面では、3つのセンサーでドラムの回転速度や使用水量をコントロールする「センサービッグドラム洗浄」を引き続き搭載。また、洗剤液を衣類に浸透させるシャワーの散布幅を、2010年モデル「BD-V7300」と比べて約1.4倍に拡大した「循環ワイドシャワー」も備えている。

本体サイズは、両機種とも735/695（幅/ボディ幅）×1060（高さ）×620（奥行）mmで、重量89kg。「BD-V9400」は洗濯容量10kg、乾燥容量6kg。「BD-V5400」は洗濯容量9kg、乾燥容量6kg。左開きと右開きの両方をラインアップする。ボディカラーは「BD-V9400」がシャンパンとパールホワイトの2色（右開きはシャンパン色のみ）、「BD-V5400」がライトベージュとライトグレーの2色（右開きはライトベージュ色のみ）。価格はいずれもオープン。

なお、「ビッグドラム」シリーズとして、「自動おそうじ」機能や「ヒーターレス節電乾燥」などを搭載したほか、「奥行ビッグ槽」を新たに採用し、設置性が向上した本体幅60cmの「ビッグドラムスリム BD-S7400」（洗濯容量9kg/乾燥容量6kg）も同時にラインアップされる。価格はオープン。

日立