2011年07月26日　19:15

日立、「真空熱封」や「節電保温」採用のIH炊飯器

日立アプライアンスは、IH炊飯器の新モデル「圧力&スチーム真空熱封 RZ-W1000K」（1.0L）を発表。8月中旬より発売する。

内釜を取り囲む内壁に断熱効果のある真空容器の新構造「真空熱封」を搭載した最上位モデル。「高温浸し極上炊き」コースでは、100度以上の高温を従来より約5分長い25分維持することで、おいしく炊き上げることが可能。「真空熱封」に加え、IH加熱と相性のよい鉄を使い大火力を引き出す「打込み鉄釜」の継続採用などにより、同社の「RZ-MV100K」と比べて消費電力量を約9.5%抑え、省エネ基準達成率122%（目標年度2008年度）、年間消費電力量68.97kWh/年を実現している。

保温時には、加熱時間を短くし、スチームを定期的に送りこむ「給水レスオートスチーマー」を塔載。ごはんの乾燥を抑え、40時間保温しても炊きたて時のごはんの水分量を維持することができる。さらに、「真空熱封」の断熱特性を生かし、ほとんど電気を使わずに保温できる「節電保温」機能を搭載。IHヒーターを使わずふた内側や内釜の結露を防ぐヒーターのみ通電して、ごはんの質を保ちながら保温することが可能なほか、6時間程度までの保温であれば電気代0.7円で約50度以上を保つことができる。

このほか、独自の最高1.3気圧・107度の高温でごはんの甘みを引き出して炊きあげる「圧力&スチーム」や、炊飯中に蒸気をほとんど出さない「蒸気カット」機能を装備。デザイン面では、新形状を採用し、ふた上面に配置した大きく文字が見やすいボタンや大型液晶画面など、使いやすさを追求。本体や蒸気キャップには、メタリック塗装を施し、高級感がある仕上げとなっている。

本体サイズは、267（幅）×246（高さ）×361（奥行）mmで、重量7.8kg。ボディカラーは、メタリックレッド、パールホワイトの2色を用意する。

市場想定価格は90,000円前後。

日立