2021年05月29日　07:20

「ルームエアコン」2021年発表の新機種まとめ、おうち時間の増加で省エネモデルを

25度以上の夏日が続き、本格的な夏を迎えようとしている。そこでこれからの季節、屋内で快適に過ごすために欠かせない存在となってくるのが、壁掛け型のルームエアコンだ。

特に、2020年から続く外出自粛の影響によって、“おうち時間”が増加したという方は少なくないはず。自宅で過ごす時間が長くなるほど、ルームエアコンの稼働率も上がり、電気代が増えてしまうおそれがある。

そこで、自宅のルームエアコンを見直し、新モデルへの買い替えを検討してみてはどうだろうか。

新型ルームエアコンは年々、省エネ性能が向上しており、「10年前のモデルと比較して約5%の省エネを実現する」（2007年モデルと2017年モデルとの比較例。資源エネルギー庁ホームページより）というデータもある。パーセンテージは少ないが、消費電力量が大きいため、ルームエアコンの買い換えが大きな省エネにつながることだろう。

そこで今回は、価格.com新製品ニュースより、2021年に発表された壁掛け型のルームエアコンをまとめて紹介する。省エネ性能以外にも、メーカーごとに提供される機能などに注目し、新製品への買い換えをぜひ考えてみてほしい（リンク先はすべて記事公開時の情報。在庫状況など、最新の情報は各メーカーのホームページまで）。

■パナソニック、「AIおまかせ快適」を搭載した「エオリア AXシリーズ」など

ルームエアコン「Eolia（エオリア）」の2021年モデルとして、「ナノイーX」を搭載したルームエアコン「AXシリーズ」が登場。冷暖房しながら「ナノイー X」を同時に放出し、「さまざまな有害物質を抑制する」のが特徴。AIが最適な運転モードを自動選択する「AIおまかせ快適（暖房/冷房）」も搭載する。

■三菱電機、空気清浄機能「ピュアミスト」搭載の「霧ヶ峰 Xシリーズ」など

ルームエアコン「霧ヶ峰」の新モデルとして、空気清浄機能「ピュアミスト」を新搭載した「Xシリーズ」8機種、「ヘルスエアー機能」付き電気集塵デバイスを新搭載した「Rシリーズ」8機種が登場。全シリーズのエアフィルターに「清潔Vフィルター」を新搭載した。

■三菱重工、「ビーバーエアコン」2021年モデル23機種を4/1発売

家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」の2021年モデルとして、4シリーズ23機種が登場。省エネ性にすぐれるというフラッグシップモデル「Sシリーズ」6機種、寒冷地ハイスペックモデル「SKシリーズ」4機種、加湿器連動運転機能を搭載した高機能モデル「Rシリーズ」6機種、標準モデル「Tシリーズ」7機種を展開する。

■富士通、「ダブルAI」を搭載したエアコン「ノクリア Z」2021年モデル

家庭用エアコン「nocria（ノクリア） Z」シリーズの2021年モデルが登場。最上位機種「X」シリーズに搭載されている、エッジ（本体）とクラウドの2つのAIを使用した「ダブルAI」を新たに搭載。日差しや降雪などの影響で温度ムラの発生しやすい時刻や場所をAIが予測し、先回りして気流を吹き分けることも可能だ。

■東芝、「無風感」を空気清浄・暖房・除湿にも採用したルームエアコン

ルームエアコン「大清快」の新製品として、「DTシリーズ」6機種と「Rシリーズ」5機種が登場。いずれも、同社独自の「無風感技術」を冷房時に加えて、空気清浄・暖房・除湿運転時にも採用したルームエアコン。空気清浄機能には「プラズマ空清」を採用した。

■アイリスオーヤマ、吸気部に高性能フィルターを搭載した「内部清潔エアコン」

ルームエアコン「airwill（エアウィル）」の新製品として、「内部清潔エアコン GFシリーズ」3機種が登場。吸気部に高性能フィルターを搭載し、フィルターがウイルスやカビ菌、ほこりをキャッチすることで、エアコン内部にきれいな空気を取り込み、内部に汚れやカビが発生しにくい仕様とした。

■ハイセンス、ダブルクリーンシステム搭載のルームエアコン「Sシリーズ」4機種

ルームエアコン「Sシリーズ」4機種が登場。ダブルクリーンシステムを搭載し、室内機の熱交換器を冷やし、周囲の水分を付着し凍らせた後に一気に溶かす「解凍洗浄」と、エアコン内部を乾燥させ、カビやニオイの発生を抑制する「内部クリーン」運転を搭載した。

■コロナ、熱交換器洗浄機能を搭載したルームエアコン「ReLaLa Zシリーズ」

結露水で熱交換器を洗浄する機能を搭載したルームエアコン「ReLaLa（リララ）」Zシリーズ5機種が登場。Zシリーズでは、室内機内部の熱交換器に、特殊コーティング「クリアフィンコート」を採用。加えて、結露水を発生させ、熱交換器に付着した汚れを洗い流す「アクアドロップ洗浄」機能を搭載する。

■ヤマダデンキ、トリプルクリーン対応のオリジナルエアコン「RIAIR（リエア）」

ヤマダオリジナルの冷暖房エアコン「RIAIR（リエア）」4機種が登場。熱交換器をマイナス19度に凍らせて付着した汚れ、ホコリ・カビを洗浄する「フリーズクリーン洗浄」、アコン内部乾燥させてカビ・ニオイを抑制する「内部クリーン運転」、有害とされるホルムアルデヒドを約98%除去（同社調べ）する「活性炭フィルター」という、「トリプルクリーンシステム」を搭載する。

パナソニック