2022年10月04日　12:16

東芝、レーダーで気流をコントロールするフラグシップエアコン「DRシリーズ」

東芝ライフスタイルは、ルームエアコン「大清快」のフラグシップモデルを7年ぶりにフルモデルチェンジし、「DRシリーズ」9機種を11月下旬から発売すると発表した（※画像は「RAS-K402DR」のイメージ）。

ラインアップは、「RAS-K221DR」（主に6畳）、「RAS-K251DR」（主に8畳）、「RAS-K281DR」（主に10畳）、「RAS-K361DR」（主に12畳）、「RAS-K402DR」（主に14畳）、「RAS-K562DR」（主に18畳）、「RAS-K632DR」（主に20畳）、「RAS-K712DR」（主に23畳）、「RAS-K802DR」（主に26畳）を展開する。

主な特徴として、自動車の自動運転技術や気象観測にも使われている「レーダー」を業界で初めて搭載（国内家庭用エアコンにおいて。2022年9月30日現在、同社調べ）。レーダーから発射されたマイクロ波が人に当たり、その反射波から人の位置や動きを計算し、風を当てる、風を当てないといった気流制御を行うという。

また、従来のセンサーが「おおよその位置検知」（同社従来製品との比較）であったのに対して、レーダーは「高い精度で人の動きをリアルタイムでとらえ続ける」とのこと。検知した結果にルーバーが素早く反応し（※1）、10000通りの風向調整を行うため、部屋の中を移動しても、追従して気流を正確にコントロールするという。加えて、冷房運転中に「急速」ボタンを押すと、30分間強めの運転で「レーダー風あて」を行う。

このほか、無風感ルーバーが左右独立して可動する「セパレート無風感ルーバー」を採用。同社の独自技術である「無風感空調」は、室内機の吹出し口に搭載している「無風感ルーバー」にある無数の穴を通り抜けた気流と、通常の気流がぶつかることで風を拡散し、「体への風当たりを和らげられる」というのが特徴。今回、右は通常の風、左は無風感にするなど、エアコンの設置位置や在室中の状況に応じて、無風感の気流を送る方向を選択できるようになった。

機能面では、UVを照射しながらエアコン内部を除菌する「UVプレミアムクリーン除菌」、汚れを検知して自動で「プラズマ空清」が作動し、空気をきれいにする「空清みはり」といった機能に対応。スマートフォン専用アプリ「IoLIFE」による操作もサポートする。大画面液晶を採用し、使いやすさに配慮したという「抗菌仕様リモコン」も付属した。