2017年08月22日　14:54

三菱電機、世界初の人工知能を搭載したエアコン「霧ヶ峰FZ/Z」

三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の2018年度モデルとして、「FZ」「Z」シリーズを発表。「FZ」シリーズを11月1日より、「Z」シリーズを12月中旬～12月下旬より発売する。

いずれも、世界初となる人工知能（AI）で、少し先の暑い・寒いと感じる体感温度を予測し、快適性と省エネ性を向上したのが特徴だ。

赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.」を搭載しており、床や壁からの輻射熱や日射熱など部屋の温度状況を360°センシングし、部屋にいる人の体感温度データを取得・取得したデータを時系列に分析し、住まいによって異なる住宅性能（室温に影響する性能）を判定する。

さらに、外気温や日射熱などが体感温度に与える影響を分析し、少し先の体感温度を予測。予測に基づく「先読み運転」で暑い・寒いと感じる体感温度変化を減らし、快適でさらに省エネ性もアップしている。

共通の機能として、エアコンの運転停止中も「ムーブアイmirA.I.」が部屋の温度を監視し、室温が28度以上になると冷房運転を自動で開始する「高温みまもり」や、室温が10度以下になると暖房運転を自動で開始する「低温みまもり」を搭載する。

加えて、エアコン内部に汚れを付着させにくくする「ハイブリッドナノコーティング」や、「フィルターおそうじメカ」機能、外観パーツが取り外し可能な「はずせるボディ」、自動で内部クリーン運転する「カビガード」機能を採用する。

「FZ」シリーズのみの機能として、世界で初めて2種類のDCモーター結線を持つ「Active Switch Compressor」と、モーター結線を自動で切り替えるインバーター回路を搭載し、ハイパワー運転時だけでなく、低回転数で駆動する安定運転時の両方で高効率運転を実現。さらに、体感温度を計測しながら冷房と送風を切り替える「ハイブリッド運転」に対応しており、6.3kWクラスで最小17W（4.0kWクラスでは最小14W）で運転することが可能だ。

「FZ」シリーズのラインアップは、定格冷房能力が4.0kW/5.6kW/6.3kW/7.1kW/8.0kW/9.0kWモデルの6機種を用意。ボディカラーはピュアホワイト。

市場想定価格は、4.0kWモデルが328,000円前後、5.6kWモデルが348,000円前後、6.3kWモデルが368,000円前後、7.1kWモデルが388,000円前後、8.0kWモデルが418,000円前後、9.0kWモデルが448,000円前後（いずれも税別）。

「Z」シリーズのラインアップは、定格冷房能力が 2.2kW/2.5kW/2.8kW/2.8kW（200V）/3.6kW/3.6kW（200V）/4.0kW/5.6kW/6.3kW/7.1kW/8.0kW/9.0kWモデルの12機種を用意。ボディカラーは、ピュアホワイトとブラウンの2色を用意する。

市場想定価格は、2.2kWモデルが218,000円前後、2.5kWモデルが238,000円前後、2.8kWモデルが258,000円前後、3.6kWモデルが268,000円前後、4.0kWモデルが278,000円前後、5.6kWモデルが298,000円前後、6.3kWモデルが318,000円前後、7.1kWモデルが338,000円前後、8.0kWモデルが368,000円前後、9.0kWモデルが398,000円前後（いずれも税別）。