2020年04月20日　20:05

パナソニックがマスクを自社生産「まずは社内向け、医療用マスクの生産も検討」

パナソニックは4月20日、新型コロナウイルス感染拡大にともなう不足物資提供などの支援について、概要を発表した（※画像は同社ホームページより）。

発表の中で同社は、マスクを自社生産することを明らかにした。

具体的には、パナソニックの社内分社であるコネクティッドソリューションズ社が保有するクリーンルームに、マスク生産設備を導入し、主に、社内向けのマスク生産に着手するとのこと。「外部調達を削減することで、市場のマスク供給の安定化に寄与するとともに、医療用マスクの生産についても検討する」とコメントしている。

このほか、主な支援内容は以下の通り。

■医療物資として転用可能な物資の提供

同社が事業活動などで備蓄している、医療用手袋、医療用ゴーグル、防塵服、N95 マスク、ゴム手袋など、医療用に転用可能な物資を寄付する。

■次亜塩素酸空間除菌脱臭機「ジアイーノ」の医療機関への提供

「次亜塩素酸を用いた空間除菌で高い評価を得ている」とする「ジアイーノ」を、医療機関に寄付する。なお、同社では「ジアイーノは医療機器ではないため、新型コロナウイルスなど、特定の菌・ウイルスにかかる疾病予防や治療の効果については検証していない」と説明している。

■移動型除菌ソリューション「HOSPI-mist」の提供

「病院での薬剤・検体などの自律搬送ロボットとして実績がある」とする「HOSPI」に除菌剤噴霧機能を搭載した、自律移動による空間除菌ソリューションを提供する。

■このほか、クリーンルームの提供

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