アイリスオーヤマ、国産マスクの生産能力を1億5000万枚/月に増強

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アイリスオーヤマは4月22日、政府からの要請に対応するため、宮城県角田工場（6月稼働予定）のマスク生産能力を1億5000万枚/月に増強することを決定したと発表した（※画像は同社ホームページより）。

同社はすでに3月31日、世界的な新型コロナウイルス感染症問題の長期化にともない、マスクの入手が困難な状況が続いていることから、宮城県角田工場の一部を改修し、マスクを生産すると発表している。日本国内の生産設備導入によって、6000万枚/月（30日稼働の場合）のマスク生産計画を展開する見込みとしていた。

しかし、「政府からのさらなる要請を受けて、国内のマスク生産を一層強化する必要があると判断した」として、政府の「国内投資促進事業費補助金」を活用することで、日本国内の設備投資をさらに拡大し、1億5000万枚/月の生産体制を新たに構築するという。

また、中国におけるマスクの重要資材である不織布（中間層フィルターである「メルトブロー」、内側と外側の単層不織布である「スパンボンド」）の価格高騰による影響も考慮し、同工場内に、資材製造設備を新たに導入することで内製化率を高め、「中国一国に依存する供給体制を見直す」とコメントしている。

今回の国内マスク生産設備増強によって、日本国内へのマスク供給体制は、日本（角田工場）が1億5000万枚/月、中国（大連工場、蘇州工場）が8000万枚/月となり、2億3000万枚/月の供給枚数になるとのことだ。

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