2022年04月26日　11:40

日産・JVCケンウッドなど、日産リーフのバッテリーを利用したポータブル電源を開発へ

製品に使用される「日産リーフ」の再生バッテリーセル（左）と開発中の製品イメージ（右）

日産自動車、JVCケンウッド、フォーアールエナジーの3社は4月26日、電気自動車「日産リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源を共同開発することに合意したと発表した。あわせて同日、開発試作品を公開している。

発表によれば、今回の共同開発にあたって、「これまでにグローバルで累計59万台以上の日産リーフを販売している」という日産が「当製品の企画立案と自動車開発で培った、車載環境での使用を実現するためのノウハウを提供する」とのこと。

また、ポータブル電源で実績のあるJVCケンウッドは「カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの車載機器や、ポータブル電源の開発で培った技術と知見を活かし、安全性に加えて、使用済みバッテリーの再利用に最適化した設計と製品開発を行う」としている。

さらに、電気自動車「日産リーフ」の再生バッテリーを取り扱うフォーアールエナジーは「使用された後でも高い残存性能と安全性を持ち、製造時にCO2の発生のないバッテリーを、ポータブル電源で2次利用するための開発を行う」と説明している。

3社は今後、再生バッテリー利用のポータブル電源の商品化に向けて、開発を進めていく構えだ。

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