2022年12月01日　13:26

ビクター、「リン酸鉄系リチウムイオン充電池」を採用したポータブル電源2機種

JVCケンウッドは、「Victor」ブランドより、同ブランド初となるポータブル電源2機種を発表。容量480000mAhの「BN-RF1500」、360000mAhの「BN-RF1100」をラインアップし、12月中旬より発売する。

いずれも、同社製ポータブル電源で初めて、「リン酸鉄系リチウムイオン充電池」を採用したモデル。難燃性素材を採用し、同社独自の安全基準をクリアしている。加えて、従来モデル「BN-RB5/RB6/RB37/RB62/RB10」と比べて約6倍となる、3000回の充放電に対応した。

全入出力端子にラバーキャップを採用して、ホコリや水分の混入と感電を防止することにより、安全性にも配慮。出力ポートは、合計1500W（瞬間最大3000W）のAC×4を始め、Quick Charge3.0対応USB Type-A×3、USB Type-C×3、シガーソケット×1を装備した。

また、コンセントを差したままの使用にも対応。常にコンセントを差したままでも、残容量95％以上と満充電に近い状態を保つことが可能だ。充電完了後にコンセントを抜く手間を省き、「過充電」や「過放電」を防止するという。

さらに、コンセントから本機を中継して電化製品と接続しておくことで、停電時などに電気が遮断された場合に、わずかな時間で自動的に本体から給電する「自動給電切り替え機能」を搭載。なお、同機能について、同社は「ACアダプター使用時は400W以内に限る。また、UPS機能はない。切り替えの際一時的に電力は途切れる」とアナウンスしている。

本体は、ベージュを基調としたカラーリングと、圧迫感のない丸みを帯びたフォルムを採用。また、本体前面の端子やボタンに日本語表記を採用するとともに、入力端子は背面に集約、出力端子を線で区分けした。

「BN-RF1500」の主な仕様は、容量が480000mAh、充電時間は3.2時間（ACアダプター使用時）/19.5時間（シガーアダプター使用時）。本体サイズは最大380（幅）×330（高さ）×254（奥行）mm、重量は約21.6kg。ボディカラーはベージュ。市場想定価格は265,000円前後。

「BN-RF1100」の主な仕様は、容量が360000mAh、充電時間が2.4時間（ACアダプター使用時）/14.3時間（シガーアダプター使用時）。本体サイズは最大380（幅）×300（高さ）×254（奥行）mm、重量は約18.3kg。ボディカラーはベージュ。市場想定価格は200,000円前後。

このほか、最大出力180Wを実現したポータブルソーラーパネル「BH-SV180」（ダークグレー）も同時に発表。市場想定価格は70,000円前後。

JVC