2020年12月14日　12:40

「加熱式タバコ」2020年下半期のトレンドや新デバイスは？各社の動向まとめ

着実に拡大し続ける、国内の加熱式タバコ市場。一般社団法人日本たばこ協会が2020年11月30日に公開したデータによれば、加熱式タバコの2020年度四半期別の販売数量について、第1四半期（4月～6月）が98億本であるのに対して、第2四半期（7月～9月）が114億本と、右肩上がりに推移していることがわかった。

国内市場では現在、数十種類の加熱式タバコ製品が展開されていると言われている。なかでも、フィリップモリスジャパンの「IQOS（アイコス）」、JTの「Ploom（プルーム）」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの「glo（グロー）」の3シリーズが人気で、新規ユーザーの獲得に向けて、新製品のリリースやキャンペーンなど、さまざまな競争が繰り広げられている。

そこで今回、価格.com新製品ニュースでは、これらの「アイコス」「プルーム・テック」「グロー」の2020年下半期について、主要なニュースをピックアップ。各社のトレンドをまとめて振り返ってみる。

■フィリップモリスジャパン（IQOS、lil HYBRID）

「アイコス」を展開するフィリップモリスジャパン。国内加熱式タバコ市場での勢いを加速させるため、2020年下半期は、煙が出ないという加熱式タバコデバイス「lil HYBRID（リルハイブリッド）」（韓国KT&G製）を10月26日より新たに発売した。現時点（2020年12月14日正午時点）では宮城県・福岡県のエリア限定販売となっており、全国展開への動向が今後のポイントになりそうだ。

このほか、「アイコス」専用タバコスティックからは、「アイコス史上最強（2020年8月時点）のメンソール」を実現したという「マールボロ・ヒートスティック・ブラック・メンソール」も登場している。

■JT（Ploom）

「プルーム」シリーズを展開するJTからは、コンパクトな低温加熱型の加熱式タバコ用デバイス「Ploom TECH+ with（プルーム・テック・プラス・ウィズ）」が登場した。

「従来モデルのPloom TECH＋（プルーム・テック・プラス）と比較して、高さが半分程度」という高さ約78mmを実現したほか、本体上部へのディスプレイ装備や充電時間の短縮など、仕様面も着実に進化している。これだけの改良を重ねながら、2,980円（※CLUB JT オンラインショップでの直販価格の場合。2020年12月14日正午時点）と価格を据え置いているのも、見逃せないポイントだ。

このほか、「プルーム・テック・プラス」専用タバコカプセルより、「プルーム・テック・プラス史上最高の濃い味わい」という「メビウス・プレミアムゴールド・レギュラー」が 2020年10月から発売されている。

■ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン（glo）

BATは2020年4月13日より、「従来より4mm太く、タバコ葉を30%増量」したスティックを使用する加熱式タバコ「glo hyper（グロー・ハイパー）」を発売している。さらに2020年下半期は、お得な乗り換えキャンペーンを定期的に開催し、新規ユーザーの獲得に積極的だ。

現時点（2020年12月14日時点）で開催されているのは、「グロー・ハイパー」を対象にした「クリスマスキャンペーン」（2020年12月25日まで）。オンラインストアで期間中、「グロー・ハイパー 1st edition」（ブルー、ホワイト）をキャンペーン用メーカー希望小売価格480円で提供するほか、先着で、希望者にサンプルパックをプレゼントするという。

■フィリップモリスジャパン（IQOS、lil HYBRID）関連リンク

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■ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン（glo）関連リンク

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