2019年12月15日　07:05

「加熱式タバコ」2019年下半期のトレンドは？各社の新デバイスまとめ

電子タバコ・加熱式タバコの国内市場では現在、フィリップモリスジャパンの「IQOS（アイコス）」、JTの「Ploom TECH（プルーム・テック）」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「glo（グロー）」の3製品が中心となり、ユーザー獲得に向けて、さまざまな競争が繰り広げられている。

いったい今、電子タバコ・加熱式タバコ市場で何が起きているのか、今回は、2019年下半期（7月～12月）に「価格.com新製品ニュース」で公開した、電子タバコ・加熱式タバコデバイスに関する主要ニュースをピックアップし、まとめて紹介していく。

■「IQOS」（フィリップモリスジャパン）

市場で先行する「IQOS（アイコス）」は2018年11月、サイドオープニングシステム採用の「IQOS 3（アイコス 3）」、および連続使用対応の「IQOS 3 MULTI（アイコス 3 マルチ）」を市場に投入。それから1年が経とうとしていた2019年9月、2本連続使用と高速充電に対応した新モデル「IQOS 3 DUO（アイコス 3 デュオ）」を発売した。なお、同モデルの販路は現在、コンビニエンスストアを含む全国の主要たばこ取扱店などに順次拡大されている。

■「Ploom TECH」（JT）

低温加熱型のタバコ用デバイス「Ploom TECH（プルーム・テック）」「Ploom TECH+（プルーム・テック・プラス）」、および高温加熱型の「Ploom S（プルーム・エス）」を展開する、JT。2019年10月1日には、従来の「プルーム・テック」から充電速度が1.5倍向上した「プルーム・テック・スターターキット・1.5」を発売した。また、2019年12月5日には、「Ploom（プルーム）」ブランドの銘柄名称とパッケージのリニューアルに関するアナウンスもあった。

■「glo」（ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン）

BATJは2019年8月19日、加熱式タバコ「glo（グロー）」シリーズの新デバイスとして、ポッド・カードリッジ型の「glo sens（グロー・センス）」を発売。さらに、2019年10月3日には、現行の「glo」デバイスの中で、最もコンパクトなサイズを実現したという「glo nano（グロー・ナノ）」、および最新の誘導加熱技術（IH）を採用した「glo pro（グロー・プロ）」を市場へ投入している。

■ニコチンレスの電子デバイスにも注目

2019年12月、ニコチンレスの新たな電子デバイスとして、BREATHERが展開する「ston（ストン）」が登場し、インターネット上で話題になった。別売りの専用カートリッジは現在、ミントフレーバーでカフェイン含有の「POWER」、ココナッツフレーバーでGABA含有の「CALM」をラインアップ。「カフェインやGABAを吸って摂取できる」というコンセプトに、多くの関心が寄せられているようだ。

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