2020年12月10日　15:35

ソニー、チップ型SIM内蔵の小型トラッカー「LM-01」を使った見守りサービス開始

ソニーは、チップ型SIMを搭載したコミュニケーション通信端末「LM-01」と専用アプリを新たに開発したと発表した。これにともない、家族の見守りサービス「amue link（アミューリンク）」を提供する。

具体的には、高速光回線サービス「NURO 光」のオプションサービス「amue link for NURO」として、12月10日より受付を開始し、12月中旬から順次サービスを提供する予定。今後、販路を順次拡大していく構えだ。

「amue link」は、コミュニケーション通信端末「LM-01」を用いた、スマートフォンを所持していない子どもや高齢者の家族向け見守りサービス。「amue link」というサービス名は、英語で「お守り」を意味する「amulet」と、「つながる」を意味する「link」を組み合わせて名づけたという。また、「LM-01」は、防水・防塵対応の音声機能付きLTE GPSトラッカーとして、世界最小・最軽量（2020年12月10日時点同社調べ）になるとのことだ。

たとえば、子どもが「LM-01」を持ち歩くと、保護者は、端末から発信される情報をスマートフォンの専用アプリで確認できる。端末には、加速度・ジャイロ・気圧・地磁気・温度センサーを装備しており、センサーからの情報をもとに、AIを用いて、「徒歩・停止・自転車・車・バス・電車」の行動履歴を判定する。経路に加えて、温度などまわりの環境確認も可能だ。

さらに端末のマイクから、ボイスメッセージ機能によって、双方向のコミュニケーションを取れる。メッセージの着信は、本体の通知用LEDが知らせ、端末からのメッセージ送信もボタンを押すだけの動作で行える。

このほか、アプリ（スマートフォン1台）には最大5台まで「LM-01」端末を登録可能。「LM-01」1台に対して、最大5人（スマートフォン5台）まで見守りが可能となっている。

「LM-01」の本体サイズは26（幅）×60（高さ）×12.3（奥行）mm、重量が約23.7g。

価格は端末代が一括払いで12,600円、割賦払いで250円×36回（36か月間100円の割引が適用）。月額利用料金が980円、初期費用が3,000円（いずれも税別）。

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