2022年11月29日　12:46

ソニー、スマホ連携でアバター動画やモーションデータを手軽に制作できる「mocopi」

ソニーは、モバイルモーションキャプチャー「mocopi（モコピ） QM-SS1」を2023年1月下旬に発売すると発表した。インターネット直販サイト「ソニーストア」で取り扱う。予約販売は2022年12月中旬から開始する予定だ。

スマートフォンの専用アプリを使って、全身の動きを含むアバター動画やモーションデータ制作を手軽に実現するという、小型センサーのセット。さらに、モーション入力デバイスとして、VRChatなどの対応サービスで、アバターをリアルタイムで操作できるというのも特徴だ。

具体的には、センサーを6か所（頭部、両手首、腰、両足首）に装着し、専用アプリをインストールしたスマートフォンとBluetooth接続。これにより、アバター動画とモーションデータを制作できるという。なお、データの取得には、ソニー独自のアルゴリズムを使用し、「少ないセンサー個数で高い精度のモーション計測を実現する」と説明している。

また、取得したモーションデータを、メタバース向けサービスや3D開発ソフトウェアに連携できるSDK（ソフトウェア開発キット）を12月15日から提供する予定。同SDKは、仮想空間での映像表現の自由度を高めるほか、フルボディ（全身）トラッキングなどのモーションデータの活動用途を拡大することで、メタバースやフィットネスを含む領域での新たなサービスの開発を可能にするという。さらに、同社は今後、「mocopi」と連携するサービスを開発するパートナー企業の拡大にも努める構えだ。

セット内容は、センサー6個、ヘッドバンド、リストバンド2個、アンクルバンド2個、クリップ、充電ケース。

センサーの主な仕様は、測定方式が加速度センサー（3DoF）、角速度センサー（3DoF）。電池持続時間（連続モーションキャプチャー使用時間）が最大約10時間で、充電時間が約1.5時間。IPX5/IPX8相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能を装備する。

センサー1個あたりの本体サイズは32（直径）×11.6（厚さ）mm、重量は8g。

ソニーストアでの販売価格（2022年11月29日時点）は49,500円。

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