2021年11月29日　11:35

au、3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月31日に終了

au（KDDI）は、3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月31日に終了すると発表した。これにともない、同サービス対応機種とauの高音質通話サービス「au VoLTE」に非対応の機種、およびUQ mobileの「VoLTE非対応SIMカード」サービスは2022年4月1日以降、利用できなくなるという。

同社の発表によれば、「CDMA 1X WIN」は2003年11月から提供を開始、VoLTE非対応機種は2012年9月から発売を開始。しかしながら、「高速データ通信が可能な5Gや4G LTE、高音質通話が可能なau VoLTEの普及にともなって昨今、当サービスの利用者数が減少している」とのことだ。

今回、「CDMA 1X WIN」の提供を終了することで、「周波数の有効活用を行い、ユーザーが快適にauならびにUQ mobileの携帯電話サービスを利用できる環境を整備していく」と同社では説明している。

なお、対象ユーザー（「CDMA 1X WIN」やVoLTE非対応SIMカードサービス、VoLTE非対応機種を利用中するユーザー）が今後継続して利用するには、5Gまたは4G LTEのVoLTE対応機種への機種変更が必要になるとのこと。対象ユーザーは、無料で事務手続きを行えるほか、「CDMA 1X WIN」を利用中のユーザーは一部機種で「無料で交換できるサービス」を利用できるという。

また、対象ユーザーが2022年3月31日までに機種変更しなかった場合、携帯電話の契約は2022年4月1日に解約または一時休止になる予定。解約にともなう契約解除料などの手数料や、2022年4月1日以降の月額利用料などは発生しないとのことだ。

このほか、詳しい注意事項や対応状況などは、同社ホームページ上に記載されている。