2010年10月18日　16:43

au、吉岡徳仁デザイン「X-RAY」など「iida」2機種

au（KDDI）は、「iida」ブランドの携帯電話の新モデル「X-RAY」（エックスレイ）と「G11」（ジーイレブン）を発表。11月中旬より順次発売する。

「X-RAY」は、デザイナーの吉岡徳仁氏による初のiidaモデル。デザインコンセプトとして「透明なかたち」を採用し、携帯電話の内側をデザインした透明なフォルムが特徴だ。透明ケース越しにかすかに見えるプリント基板や集積回路といった電子部品など、形や色、配置にいたるまで、内部の構造までもデザインされている。また、材料メーカーと、ガラス繊維メーカーが共同開発した新素材を使用し、美しい透明度と深い質感を実現した。

ディスプレイは、メインが3.0型フルワイドVGA液晶、サブが「X-RAY」のために開発した7×102ドット表示対応のマトリクスLEDを装備。サブディスプレイには、時計表示や着信、メール受信のお知らせなどの情報を表示する。CPUは、快適な動作を実現する新CPUを搭載した。

また、受信速度が最大9.2Mbps、送信速度が最大5.5Mbpsの高速データ通信が可能な「WIN HIGH SPEED」や、世界197か国・地域で話せる「グローバルパスポート」のデュアルローミング（GSM/CDMA）にも対応。カメラは、808万画素のCMOSを装備。本体サイズは、49（幅）×110（高さ）×15.7（奥行）mmで重量約123g。カラーは、RED、BLACK、BLUEの3色を用意する。

「G11」は、2009年4月に発売した「G9」の後継モデル。「本物」を目指した「G9デザイン」の思想を継承しつつ、操作性とスペックの向上が図られている。ディスプレイには、傷がつきにくい強化ガラス、本体側面には強度を備えたステンレスフレームを採用。さらに、本体背面には、マットで滑らかな手触りと汚れにくい性能を兼ね備えた新開発の「ASC」（Anti-Stain Coating）塗料を使用し、触感性、耐汚性、耐指紋性が向上している。

本体には、スライド幅60mmのスライドヒンジを採用。また、ディスプレイ面には、片手で簡易操作が可能なタッチセンサー、グリーンとレッドに発光する着信応答/終話が可能なハードキーを搭載し、携帯電話を閉じたまま操作することが可能だ。また、高速動作を実現する新CPUを搭載、自宅の無線LAN環境や外出先の公衆無線LANを利用する「Wi-Fi WIN」や、高速データ通信が可能な「WIN HIGH SPEED」、国際ローミングの「グローバルパスポートデュアルローミング (GSM/CDMA) 」に対応する。

このほか、808万画素のカメラや、3.2型フルワイドVGA液晶を装備。本体サイズは、51（幅）×117（高さ）×15.8（奥行）mm（暫定値）。ボディカラーは、BLACK + BLACK、ORANGE + BLACK、BLUE + WHITEの3色を用意する。

なお、周辺機器をデザインした「LIFESTYLE PRODUCTS」として、「X-RAY」専用アイテムを3種類、デザインコンペティション「iida AWARD 2010」受賞作の3種類、そのほかに2種類の計8種類を発売。また、「iida」の新機種「X-RAY」や「LIFESTYLE PRODUCTS」のアイテムについては、2010年10月19日から、KDDIデザイニングスタジオ（東京・原宿）にて展示される。

■関連リンク

【新製品ニュース】au、防水Androidスマートフォンなど3機種を発表

【新製品ニュース】au、2010年冬～2011年春モデル14機種を発表