2023年05月09日　11:52

シャープ、表現力がさらに進化した1型センサーカメラ搭載「AQUOS R8 pro」

シャープは、スマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R8 pro」を7月上旬以降に発売すると発表した（画像1枚目は、価格.comマガジンによる取材写真）。国内携帯キャリアでは、NTTドコモ、ソフトバンクが取り扱う。また、NTTドコモでは、5月9日10時より事前予約受付を開始している。

アウトカメラに、有効約4720万画素の1型イメージセンサーと、ライカカメラ共同開発のF1.9/焦点距離19mm（35mm換算）の「ズミクロン」レンズを採用したフラッグシップモデル。撮影時の光の強さや色味を測定して補正する「14chスペクトルセンサー」を新たに搭載したことで、「朝日や夕焼け、室内照明などさまざまな光の環境に応じて、“見たまま”により近い自然な色合いで撮影することが可能になった」という。

HDR撮影は、2022年夏モデル「AQUOS R7」と比較して、処理速度が約40％向上（同社調べ）。夜間の撮影では、新たに星空や花火の専用モードを搭載した。さらに、被写体の認識精度が向上したAIエンジンにより、「人物だけでなく活発に動き回るペットのシャッターチャンスも逃さずに生き生きとした表情を写す」とのことだ。

ディスプレイには、1-240Hzで可変駆動（※）する同社独自の「Pro IGZO OLED」を搭載。画面サイズと解像度は約6.6型WUXGA+（2730×1260ドット）。10億色の表現力を持つ画面の美しさはそのままに、ブルーライトの発光を「AQUOS R7」と比較して約50％低減した。HDR映像技術「Dolby Vision」と立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応する。

本体背面には、大型のカメラリングを通して、内部の熱を効率的に放出する独自の新放熱設計「サーモマネジメントシステム」を搭載。このほか、最大3回のOSアップデートサポートに対応した。

このほか主な仕様は（※シャープ発表より）、プロセッサーが「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」、メモリーが12GB、内蔵ストレージが256GB。バッテリー容量は5000mAh。OSは「Android 13」をプリインストール。インカメラは有効約1260万画素。

無線通信はBluetooth 5.3、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LANをサポート。IPX5/8相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能、顔認証、指紋認証（3D超音波指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」）、おサイフケータイ、NFCに対応する。

本体サイズおよび重量は測定中。

（※）同社リリースより。「なめらかハイスピード表示およびゲーミングメニューの登録ゲーム設定をオンにしたアプリでは毎秒120回の表示更新に連動して間に黒画面を挿入し、オフ時（毎秒60回表示状態が変化）の4倍の毎秒240回の表示状態の変化を実現。アプリケーション側の仕様により、4倍速（240Hz）表示にならない場合があります」