2012年01月16日　21:00

KDDI、国内初となるNFCサービスを1月下旬より開始

KDDIは、国内初となる携帯電話・スマートフォン向けのモバイルNFCサービスを2012年1月下旬より開始すると発表した。

「NFC（Near Field Communication）」とは、非接触IC技術を利用した近距離無線通信規格のこと。国内の電子マネーなどで多く採用されている「FeliCa」に加え、「MIFARE（ISO/IEC 14443 Type A）」や「ISO/IEC 14443 Type B」といった非接触IC技術と互換性をもっており、国内だけでなく海外でも利用することができる。

今回KDDIが開始するモバイルNFCサービスでは、「MIFARE（ISO/IEC 14443 Type A）」と「ISO/IEC 14443 Type B」をサポート。モバイルNFCサービス搭載の携帯電話やスマートフォンでは、電子マネーやクレジットなどの決済サービスや、クーポン、会員証、各種チケットとして利用できる「カード機能」、NFCタグを内蔵したポスターにNFC携帯電話をかざすことにより情報取得ができる「リーダ機能」、NFC携帯電話同士やNFC対応機器にかざすことで情報交換を行う「Peer to Peer機能」などの利用が可能となる。

具体的な提供予定のサービス(今春以降開始予定、検討中のサービス)としては、日本航空による搭乗手続きサービスや、セブン・カードサービスによる電子マネー決済サービス、ビックカメラによるポイントサービスなどが予定されている。

2012年1月時点でモバイルNFCサービスに対応する機種は、「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」（サムスン社製）のみ。対応機種のNFCメニューのアイコンから、モバイルNFCサービス専用のポータルサイトにアクセスし、アプリケーションをダウンロードすることでサービスを利用可能となる。

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