ガーミン、LTE-M通信に対応したフラッグシップスマートウォッチ「fenix 8 Pro」2機種

ガーミンジャパンは、スマートウォッチのフラッグシップモデル「fenix」シリーズより、新モデル2機種を発表した。下位モデルの「fenix 8 Pro(フェニックス エイト プロ)」は9月18日に発売。上位モデルの「fenix 8 Pro MicroLED(フェニックス エイト プロ マイクロエルイーディー)」については、9月11日より予約受付を開始し、10月以降に発売する。

ガーミンのフラッグシップスマートウォッチ「fenix 8 Pro」と「fenix 8 Pro MicroLED」

同社のスマートウォッチでフラッグシップモデルにあたる「fenix」シリーズの新モデル。最新の機能や技術、新センサーを搭載しており、ボディには精密鋳造およびCNCミルド加工された軽量チタンや、ダイヤモンドライクカーボン（DLC）コーティング、サファイアレンズなど、プレミアムな素材を用い、アメリカ国防総省のMIL規格「MIL-STD-810」準拠の高い耐熱性や耐衝撃性、および耐水性にすぐれたタフネス設計を実現。スポーツやアドベンチャーなどのさまざまなシーンで活躍する。

「fenix 8 Pro」（左2台）と「fenix 8 Pro MicroLED」

新機能では、同社初のinReach機能が最大の特徴。スマートフォンを持ち歩かなくても、スマートウォッチ単体で音声通話やメッセージの送受信、LiveTrackによる位置情報共有、緊急時のSOS要請が可能。低消費電力のLTE-Mネットワークにより、長時間駆動と広域カバレッジを両立しており、アウトドアシーンでも安心の連絡手段を提供。トレイルランや登山、サイクリングなどのアクティビティ時も、自動かつ定期的に位置情報の発信と軌跡のトラッキングを行う。万が一の緊急時でも、現在地の特定と共有が可能だ。

なお、LTE-M通信の利用には別途のサブスクリプション契約が必要で、NREACH ENABLED PLANが月額1,180円（LTE-M 無制限利用可能）となっている。

「fenix 8 Pro」シリーズ

もうひとつの大きな特徴として、上位モデルの「fenix 8 Pro MicroLED」には、スマートウォッチ史上初（同社調べ）という、最大4500nitの1.4型（454×454ドット）高輝度MicroLEDディスプレイを搭載。40万個以上のLEDを綿密に配置したことにより、直射日光下でも圧倒的な視認性を発揮し、さまざまな角度から鮮明でクリアな表示が確認できる。

「fenix 8 Pro」シリーズの1.4型ディスプレイ

10ATM（100m防水）の耐水性能を備え、水中での操作を可能にする「防水インダクティブボタン」と、重要なセンサーを保護する「センサーガード」を搭載し、ダイビングなどのウォータースポーツも可能だ。

内蔵マップは、クイックマップレイヤーにより、見たい地図情報、地図画面をワンタッチで選択可能。目的距離を指定するとスマートウォッチがランニングルートを自動作成し、ナビゲーションするなど多彩な機能を活用できる。

「fenix 8 Pro」シリーズの1.4型ディスプレイ

主な仕様は、ディスプレイサイズがいずれも1.4型（454×454ドット）で、「fenix 8 Pro」が高精細AMOLEDディスプレイを、「fenix 8 Pro MicroLED」がMicroLEDディスプレイを搭載。内蔵メモリーの容量は32GB（音楽保存にも対応）。通信機能はLTE、Wi-Fi、Bluetooth、ANT+に対応する。衛星測位はGPS/GLONASS/GALILEO/BeiDou/みちびき（補完信号）に対応。搭載センサーは、第5世代光学式心拍計、血中酸素トラッキング、コンパス、ジャイロセンサー、温度計、気圧高度計などを用意する。

バッテリー駆動時間は「fenix 8 Pro」のスマートウォッチモードが約27日間（常時表示：約15日間）、GPSモードが約78時間（常時表示：約56時間）など。「fenix 8 Pro MicroLED」のスマートウォッチモードが約10日間（常時表示オン時：約4日間）、GPSモードが約44時間（常時表示オン時：約18時間）など。

本体サイズと重量は、「fenix 8 Pro」が約51（幅）×16.5（高さ）×51（奥行）mmで約90g。「fenix 8 Pro MicroLED」が約51（幅）×17.5（高さ）×51（奥行）mmで約93g。

価格は、「fenix 8 Pro」が206,800円、「fenix 8 Pro MicroLED」が318,800円。