2016年06月30日　18:33

ソニー、電子マネーやログ機能対応のアナログ腕時計「wena wrist」

ソニーは、ヘッド部分にアナログ時計を採用しながら、電子マネー機能などを搭載した腕時計「wena wrist（ウェナリスト）」を正式販売すると発表した。

社内からビジネスアイデアを募るソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」から生まれた製品。2015年秋、ソニーの運営するクラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight」でクラウドファンディングを実施し、1億円以上の支援を集めたという。

仕様面では、FeliCaを活用した電子マネー機能をバンド部に搭載。手首をかざすだけで、おサイフケータイ対応サービスを利用できる。さらに、スマートフォンと連動し、電話やメールの着信、SNSなどの更新を、7色のLEDと振動で通知。活動量計として、1日の歩数や消費カロリーなどを専用アプリで確認できる。

デザイン面では、部品を分散させて配置することで、従来の腕時計のバンドと同等サイズとなる自然な外観を実現。ヘッド部分は、国内時計メーカーによって設計・製造したという。ラインアップは、「Chronograph（クロノグラフ）」と「Three Hands（3針）」の2モデルを用意し、ボディカラーは、プレミアムブラックとシルバーの2色。さらに限定色として、「Three Hands」のホワイトモデルをEコマースサイト「First Flight」で販売する。

また、「wena wrist」をスマートフォンと連携させるwenaアプリについて、クラウドファンディング時のiOS版に加えて、 Android版も新たに提供を開始する。

ヘッド部の主な仕様は、リチウムイオン電池を内蔵し、連続動作時間が約1週間、充電時間が約1.5時間。IPX5/7相当の防水性能を備える。Bluetoothのバージョンは4.1 Low Energyをサポート。バンド幅は22mm、重量は75.8g。

価格は、「Chronograph」のシルバーモデル「WN-WC01S」が59,800円、プレミアムブラックモデル「WN-WC01B」が69,800円。「Three Hands」のシルバーモデル「WN-WT01S」が42,800円、プレミアムブラックモデル「WN-WT01B」が49,800円、限定色のホワイトモデル「WN-WT01W」が43,800円（いずれも税別）。

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