2010年09月27日　16:37

三洋、NTTドコモ通信モジュール内蔵PND「ゴリラ」

三洋電機は、SSDポータブルナビゲーションの新モデル「ゴリラプラス NV-SP200DT」を発表。2010年10月末より発売する。

5.0V型ワイド液晶モニター、8GB SSD、SDカードスロット、ワンセグチュ－ナーなどを備えたポータブルナビ。最大の特徴は、NTTドコモのカーナビゲーション向け情報サービス「ドコモドライブネット」に対応し、NTTドコモのネットワークに接続できる通信モジュールを本体に内蔵したこと。これにより、最新の地図情報、交通情報（VICS×プローブ）、駐車場満空情報、GS価格情報、天気予報、グルメ情報などをリアルタイムに取得することができるようになっている。

利用料金は、通信料（「ドコモドライブネット」専用の料金プラン加入）と月額使用料（315円）の支払いが必要。2年単位の継続契約を条件とする割引プランに加入の場合は、通信料金525円/月（通信量:20万パケット上限）と月額使用料315円で利用できる。なお、毎月のパケット通信量が20万パケット以上になった場合は、当月末まで｢ドコモドライブネット｣サービスセンターから対応ナビゲーションまでの通信が停止する仕組みとなっている。

ナビゲーション機能では、ナビゲーション起動時に素早く自車位置を測位する「クイックGPS」を搭載。従来、GPS衛星から位置情報・時刻情報・軌道情報の3つの情報を取得して行っていた位置測位を時刻情報のみを取得することで、従来機種「NV-SB541DT」で約30秒～数分かかっていた自車位置測位を約10秒に短縮した。

また、同社のホームページに掲載されているアプリケーションをダウンロードすることで機能を追加できる「Gアプリ」を採用。Google Earthに登録されている登録地点をゴリラ用に変換して目的地として使える「地点登録用KML変換アプリ」や、全国9都市の地下鉄路線図を収録した「地下鉄路線図」などが用意されているほか、12月には京都や鎌倉などのおすすめ散歩コースをナビゲーション上で使える「お散歩ナビ地図」が追加される予定となっている。

このほか、GPSが受信できない高架下やトンネルでも自車位置を高精度に測位表示する「ゴリラジャイロII」や、GPS受信が不安定な場所でも安定した地図の方向表示する「地磁気センサー（電子コンパス）」などを搭載。高架の上と下で自車位置の表示が間違っている場合にワンタッチで上下位置表示の切替ができる「高速/一般道切替」や、エコ運転をアシストする「エコドライブ情報機能」といった機能も備える。

ボディサイズは、137（幅）×89（高さ）×23.5（奥行）mmで重量約270g。内蔵バッテリーの駆動時間は、連続使用で約2時間（明るさ・音量中間値）。ボディカラーは、シルバーとグリーンの2色。価格はオープン。

三洋電機