2017年09月08日 11:32

パナソニック、大画面ナビ「CN-F1XD」を発表

パナソニックは2017年9月4日、カーナビの2017年秋モデルとして計6モデルを発表した。中でも話題になりそうなのが9V型大画面モデルの「CN-F1XD」だ。オープン価格の想定価格は18万円前後、11月上旬の発売予定となっている。

■振り向く大画面

パナソニックの大画面カーナビといえば昨年春に発売された「CN-F1D」を思い出す。CN-F1Dは、ディスプレイ部分を本体からフローティングさせる、まさに“離れ業”をもって「装着できるクルマが限られる」という大画面ナビに付きものの制約を一掃し、200車種以上のクルマに大画面ナビの装着を可能にしたヒーロー的存在のナビである。しかしディスプレイの向きを変えられないため、画面が見にくかったり操作がしづらかったりしたのも事実。そうしたユーザーの不満の声に応えて登場したのがCN-F1XDだ。

CN-F1XDではディスプレイを支える部分を大幅に改良し、左右15度ずつ首を振れるような構造(ダイナビッグスイングディスプレイ)を採用。これによりドライバーは画面を正面に近い角度から見ることができ視認性がアップ。タッチパネルの操作もしやすくなった。助手席側に画面を向ければ同乗者は映像を自然な目線で楽しむことができる。これが第一の特徴である。

■画面自体も見やすく改良 高級感も

そしてふたつ目の特徴が映り込みの少ない美しい画面である。カーナビは車内のセンター付近に置くとはいっても、時間によっては日差しが入り込んだりさまざまなものが映り込んだりして画面が見にくくなることが多い。大画面ならなおさらその影響は大きい。CN-F1XDはこの点に着目。光の反射を徹底的に抑えることで視認性を飛躍的に向上させている。液晶ディスプレイは通常、液晶とパネルの間に空気層があり、ここで乱反射が起きたりするが、CN-F1XDではこの空間をボンディング材と呼ばれる無反射物質で埋めることによって空気層をなくし、液晶の光だけが通過するようにしたのである。また、パネル表面には低反射フィルムが貼られ、外光の入射を抑えている。

CN-F1XDはディスプレイをより正面に近い位置から見られることに加え、反射も少なくなったことで地図の見やすさ、映像の美しさは従来機と比べると格段に違いがある。電源オフ時でもそれは感じられ、周囲の黒パネルと一体になったような深い黒色の画面となり高級感が漂う。パネルの外寸は従来モデルのCN-F1Dと変わっていないが、周辺部は薄型化され縁取りが鋭角にカットされるなど見栄えは向上している。

■改良されたナビとAV性能

ナビとしての性能もアップしている。地図を動かすときなどの操作がよりスムーズになり、反応が素早くなった。また、交通標識の見落としなどをサポートする安心運転サポート機能に新たに「逆走注意アラーム」が加わった。これは高速道路のSA・PAで停止すると、自車がSA・PAにいることを自動検知し、エンジン再スタート時に音声で逆走の注意を喚起するというもの。一時停止や制限速度など道路標識情報を音と表示で知らせる「安心運転サポート」機能がカバーするエリアも、これまでより全国規模に拡大したことも見逃せない。

音楽再生能力も一段と高められた。再生可能な音楽ソースに話題のハイレゾ音源も加えたことで、これまで以上に高音質なサウンドが車内で楽しめるようになった。ハイレゾ音源はPCでダウンロードしSDカードやUSBを介してCN-F1XDで再生するというもの。映像に関してはブルーレイディスクが再生できるのは従来機どおり。ハイレゾ音源に対応し、ブルーレイディスクがかけられる市販カーナビはパナソニックだけ、ということはすなわちCN-F1XDは現時点で最強のAV大画面ナビといってよいのではないだろうか。

(文=尾澤英彦)

記事提供:webCG
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