2022年06月14日 05:55

<新連載>ケーブルを換えていないのなら、そこが伸びシロ[音を良くする“ひと手間”]

カーオーディオのシステムアップと聞くと、ユニット交換をイメージする人が多い。しかし、それ以外にも音を良くする手段はさまざまある。当特集では、主要ユニットの交換・追加ではない音を良くするための“もうひと手間”を、1つ1つ紹介している。

◆コストを抑えたいなら、純正ケーブルはそのまま使うべきだが…。

今回は、「ケーブル」に焦点を当てる。ちなみにスピーカー交換が行われるとき、ケーブルは純正ケーブルがそのまま使われることが少なくない。特に“簡単取付”がうたわれているスピーカーへと換える場合には、取説を見ても基本的には使える部分は純正ケーブルを使う前提でスピーカー交換のやり方が説明されていたりする。

もちろん、コストを抑えようとするときには使えるものは使った方が良い。しかしより良い音を得たいと思うなら、そして交換したスピーカーの性能をさらに引き出したいと考えるなら、スピーカーケーブルも交換するべきだ。

というわけなので、もしもスピーカーを市販品へと交換済みでしかしケーブルは純正品のままならば、それはむしろ“チャンス”だと捉えたい。なぜなら「音を良くする“伸びシロ”が残されているから」だ。そこに“もうひと手間”を加えると、音が良くなる感動を再び味わえる。

さて、スピーカーケーブルを換えるとなぜに音が良くなるのかを簡単に説明しておこう。オーディオの世界では、システムの性能を上げようとする際に目指されるのはひとえに、「音源に収められている情報をいかにロスなくそのまま出せるか」だ。どんなにシステムが高性能でも、音源に収められていない情報は再現できない。そうではなく、収められている情報をできるかぎりすべて出しきる、これが高音質を得るための鍵となる。

◆伝送過程でも、信号の劣化とノイズの混入は起こり得る!

なのでスピーカーにしてもパワーアンプにしても、音楽信号を音声に変えるその段階で、または微弱な音楽信号を増幅するその際に、いかに情報量をロスすることなくそしてノイズの混入を許すことなく仕事をさせるかが追求される。

で、信号の伝送過程でも情報量の欠落やノイズの混入は起こり得る。そしてそれを防ぐにはどうすれば良いのかと言うと、答はズバリ「質の良いケーブルを使う」、これが重要になってくる。

ちなみに純正のスピーカーケーブルは、コストカットの観点からますますクオリティが落ちているという指摘が聞かれる。走行性能や安全性能には関係がないので、そこにこだわりが注がれているとは到底思えない。しかも軽量化の流れもあり、より軽い材質が使われるケースも散見されている。音質性能を期待するのは難しい。

対して市販品を見渡すと1mあたり200円程度のモデルからあるが、これであっても純正ケーブルとの質の違いは顕著にある。まずはこのグレードのモデルから試してみるのもアリだ。

◆少し背伸びをすると、得られる満足度がかなり高まる!

そしてそこからさらにもう1グレードとか2グレード上のモデルをセレクトすると、得られる音質向上効果はさらに高まる。例えば1mあたり600円程度のモデルがあったとすると、1mあたり200円の製品と比して価格は3倍だ。価格が3倍も違えば性能差も相応に出てくる。例えば100万円のクルマと300万円のクルマとでは、それを手にしたときの満足度は相当に異なる。

なのでもしもスピーカーケーブルの交換に挑戦するのなら、最エントリーモデルと比べて1グレードもしくは2グレード上のモデルに手を伸ばしてみよう。そこまで背伸びをしてみると、純正ケーブルとの音の違いはかなり大きくなる。

ところで、1つ“掟破り”のワザがあるので紹介しておこう。普通、ケーブルを換える場合には途中で継ぎ足すのは御法度だ。接点が増えることになり、そのことにはデメリットしかないからだ。しかし…。

途中の数10cmだけを超高級ケーブルに換えてみると、音が変わる。その超高級ケーブルだからこその音色傾向がサウンドに乗り、質感が変化するのだ。なおこれを行う場合には左右で同様の条件にする必要がある。片chだけで行うのはNGだ。

例えば、知り合いから超高級ケーブルのお下がりを1mほどもらえた、なんてことがあれば、この手を試す価値はある。覚えておこう。

今回は以上だ。次回以降も音を良くするための“もうひと手間”をさまざま紹介していく。お楽しみに。

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