2020年11月22日 06:20

ランボルギーニ ウラカン に軽量仕様「STO」、レーサーの公道版が登場

ランボルギーニは11月18日、『ウラカンSTO』(Lamborghini Huracan STO)をデジタルワールドプレミアした。『ウラカン』のレーシングカー「スーパー・トロフェオ」の公道バージョンを目指して開発された。

ウラカンSTOは、レーシングカーのテクノロジーとスリリングな感覚を兼ね備えた公道を走れるスーパーカーだ。車名の「STO」とは、「スーパー・トロフェオ・オモロガータ」を意味する。

ランボルギーニが数々の歴史的な勝利により築き上げ、長きにわたって培ってきたモータースポーツのノウハウが、ウラカンSTOの中に凝縮されている。高度なエアロダイナミクス、レーシングドライビングのダイナミックさ、軽量コンテンツ、優れたパフォーマンスを誇るV10エンジンが、毎日のドライビングでサーキットの感動を呼び起こすという。

◆トータルで43kgの軽量化

エクステリアは、軽量設計と機能的なデザインを組み合わせ、ピュアなパフォーマンスを表現した。ボディパネルの75%以上にカーボンファイバーを使用しながら、エアロダイナミクスも引き上げた。フロントボンネットとフェンダーを組み込んだ専用設計のボディピース、「コファンゴ(Cofango)」を開発した。これにより、フロントの空力性能を最大まで高めると同時に、軽量化も実現している。

強度に優れた超軽量カーボンファイバー製ボディパネルを使用し、一部には航空宇宙産業向けに開発された「サンドイッチ」と呼ばれる技術を採用して、軽量化が図られた。レーシングスタイルのアルカンターラ張りの内装、30%軽量化されたフロントガラス、新マグネシウムホイール、防音材の低減、チタン製リアアーチも採用する。これらのソリューションにより、『ウラカン・ペルフォマンテ』に対して、トータルで43kgの軽量化を実現した。

◆エアロダイナミクスにレーシングカーのノウハウを反映

ウラカンSTOには、ランボルギーニがレースで培ってきた経験を生かして、競技車両並みの性能を追求する。フロントのリップスポイラーが気流を分散させて、接地効果を高める。フードのエアダクトによって、フロントのダウンフォースが発生。ルーバーによって排出される気流が増加することで、ホイールハウス内の圧力を低減し、ダウンフォースをさらに増やした。

リアでは、シャークフィンがコーナリング時の挙動を向上させる。エアスクープがリアフード下の温度上昇を抑え、ディフューザーがリアのダウンフォースを適正なレベルに維持する。リアウイングは、空力ダウンフォースの増加と抗力の抑制が得られるように設計された。3段階に手動調整可能なスロットデザインにより、ドライバーの運転スタイルに合わせて、フロントの空力バランスを調整することができる。

ブレーキには、F1マシンにも採用されているブレンボ製の「CCMR」カーボンセラミックディスクを導入した。CCMRディスクにレーシングタイヤ、高いエアロダイナミクス、専用ブレーキ冷却システムを組み合わせることにより、高いブレーキ性能を、長時間にわたって安定した発揮するように設計された。ブレーキの信頼性をさらに高めるために、ペダルをわずかに長くしてレスポンスを向上させている。

◆自然吸気の5.2リットルV10は最大出力640hp

エンジンには、ランボルギーニのモータースポーツ部門の「スクアドラ・コルセ」が持つノウハウが、注ぎ込まれた。ミッドシップには、直噴5.2リットルV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力は640hp/8000rpm、最大トルクは57.6kgm/6500rpmを引き出す。サーキット向けに最適なエンジン出力になっていると同時に、アクセルレスポンスが細かくチューニングされた。0〜100km/h加速は3.0秒、0〜200km/h加速は9.0秒、最高速は310km/hの性能を備えている。

ウラカンSTOには、「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」に代わって、よりダイレクトな固定ステアリングレシオと3つの新ドライブモードの「STO」、「TROFEO」、「PIOGGIA」が採用された。

STOモードは、どんな天候でも、あらゆる道で楽しめるドライビングエクスペリエンスを追求した。PIOGGIAモードは、濡れた路面や滑りやすい路面でのパフォーマンスを向上させるために考えられたサーキット向けモードだ。「ランボルギーニ・インテグレーテッド・ビークル・ダイナミクス(LDVI)」サブシステムが、優れたロードホールディングを実現するように調整されている。

TROFEOモードは、ドライ路面で最大のパフォーマンスを発揮できるドライブモードだ。グリップを最適化し、車両バランスをニュートラルに保つように調整されたLDVIサブシステムにより、車両の精度とレスポンスを向上させている。

◆サーキット走行を支援する「ランボルギーニ・コネクテッド・テレメトリー」

インテリアも軽量化が追求されており、カーボンファイバーなどの素材が随所に使用されている。アルカンターラと「カーボンスキン」による上質な仕上げも施された。新しいトリムや4点式シートベルト付きチタン製ロールバーなども装備されている。

「ランボルギーニ・コネクテッド・テレメトリー」を使えば、サーキットでのドライビングエクスペリエンスがさらに充実する。セッション中に改善点に関する役に立つ情報を得たり、「UNICA」アプリを使ってパフォーマンスを細かく解析したりすることができる。

このシステムは、「ランボルギーニ・インフォテインメント・システム」に統合されており、セッション中に役立つ情報を記録して、それらをインストルメントクラスターと中央のディスプレイに表示することができる。ドライビングセッション終了時には、収集されたデータや、2台の車載カメラで撮影された動画を、UNICAアプリを使ってスマートフォン上で解析することができる。精度の高い収集データと専用ウィジェットで編集された動画によって、走行性能の向上を目的とした詳細な解析を可能にした、としている。

記事提供:レスポンス

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