2021年01月13日 06:00

ジープ グランドチェロキー 新型、初の3列シート仕様に…米国発表

FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)のジープブランドは1月7日、新型『グランドチェロキーL』(Jeep Grand Cherokee L)をデジタルワールドプレミアした。

従来型グランドチェロキーは2009年春、米国で開催されたニューヨークモーターショー2009でワールドプレミアされた。メルセデスベンツ『Mクラス』とプラットフォームを共用しながら、ジープならではの高い悪路走破性を追求している。現行型は3世代目モデルだ。左右両ハンドルを設定し、北米だけでなく、欧州や日本でも販売されるグローバルモデルとなっている。

新型グランドチェロキーLは4世代目モデルだ。従来型の2列シート仕様ではなく、3列シート仕様であることから、「L」の名称が冠された。新型は、卓越したパフォーマンス、快適さ、機能性で新境地を開拓すると自負する。伝説的な4WD機能と改良されたオンロード性能、内外装のプレミアム性とクラフトマンシップを備えており、グランドチェロキーの伝統を継承しているという。

◆グランドワゴニア新型に触発されたエクステリア

プロポーションは、ジープ初のフルサイズの高級SUVの『グランドワゴニア』新型に触発されたものだ。従来型よりも長いボンネットとキャビンを備えている。低くテーパー状のルーフは、荷室の広さと実用性を犠牲にすることなく、空力性能と燃費を向上させるという。

フロントマスクには、新設計のスリムなLEDヘッドライトが全車に標準装着された。ジープの特徴的な7スロットグリルは、それぞれがより大きな開口部を持つ。グリルの下にある新形状のフロントフェイシアは、大型化され、オフロードでのアプローチアングルを維持する設計とした。大きな開口部には、新開発の長距離レーダーコンポーネントと、アクティブグリルシャッターなどの高度なテクノロジーを内蔵している。

ボディサイドでは、従来型よりもベルトラインを低くし、ガラス面積を拡大しているため、キャビンがより広くなり、視認性が向上する。ルーフラインは、浮かんでいるように見えるデザイン。新開発のルーフラックは、一体設計のサイドレールキャップで構成されている。グランドチェロキーとして初めて、21インチホイールが「サミットリザーブパッケージ」に標準装備されている。

リアは、低められたベルトラインにより、リアガラスの面積を拡大した。LEDテールランプは、高い位置に置かれた。テールランプの真下にあるキャラクターラインは、車両の側面に回り込み、車体のリアとサイドを調和させている。新デザインのリアフェイシアとLEDフォグランプは、ワイド感を演出するアクセントトリムによって強調されている。テールゲートには、垂直ピラースポイラーが装備された。バックカメラとLEDセンターハイマウントストップランプも組み込まれる。

◆ジープの新世代インテリアを提示

新型は、ジープの新世代のインテリアを提示することを目指した。細部にまでこだわったハンドメイド素材と、モダンなアメニティを備え、さらに洗練された空間を生み出すように進化しているという。

インストルメントパネルは、温かみのある素材と最新テクノロジーを融合させた。上位グレードには、天然木のアクセントが添えられ、レザーや金属などの素材も用いている。

センターコンソールは、光沢ピアノブラック仕上げ。バックライト付きの金属製ロータリーシフターが備わる。新しいドライブコントロールセンターは、触覚フィードバックを提供する。カップホルダー部分には、2つのワイヤレスデバイスが接続でき、2つのデバイスを同時に充電できるワイヤレス充電器がオプションで用意される。

◆新世代の10.1インチディスプレイと10.25インチデジタルゲージクラスター

ダッシュボード中央には、「Uconnect5」を導入した新世代の10.1インチディスプレイをレイアウトした。ドライバーの正面には、10.25インチのフレームレスデジタルゲージクラスターを新採用した。アダプティブクルーズコントロール、ハイウェイアシスト、ナイトビジョン、ドライバーの眠気の検出、制限速度標識の表示などのドライバーアシスト技術を含めて、ユーザーが約20のメニューを選択できる。デジタルクラスターを制御するために、パドルシフト付きの新デザインのマルチファンクションステアリングホイールを装備した。

上位グレードでは、2列目がキャプテンシートになる。中央のコンソールには、充分な収納スペースとカップホルダーが付く。ワイヤレスデバイスの接続用に、クラストップの12個のUSBポートが装備される。

カスタマイズ可能なLEDインテリア照明が、すべてのモデルに標準装備された。 5色が選べるアンビエント照明は、インストルメントパネル全体、またはフロントドアとリアドアに沿って輝きを放つ。

1列目と2列目の乗員に、異なる空調機能を備えた4ゾーンオートエアコンを採用した。このシステムは4つの異なる温度設定を可能にした。 FCAの車両で初めて、2列目と3列目の空調ダクトが頭上ではなくピラーに配置された。ヘッドルームや視界を損なうことなく、乗客の快適性を引き上げた、としている。

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