ダイハツ ハイゼットジャンボ キャンパーVer.「ここから始まる景色」…東京オートサロン2021[インタビュー]
ダイハツは東京オートサロン2021バーチャルオートサロンに『ハイゼットジャンボ』をベースにした『ハイゼットジャンボキャンパーVer.』を出展する。ハイゼットは今年60周年ということもあり、2代目や3代目のモチーフも取り入れられているという。
◆このクルマから始めてみよう
----:とても穏やかな雰囲気が漂うハイゼットジャンボキャンパーVer.ですが、これはどのようなコンセプトのもとに作られたのでしょうか。
ダイハツコーポレート本部先行企画グループ主任の工藤真輔さん(以下敬称略):このクルマが“入り口”となって新しい楽しみが出来ないかと思いました。キャンプをやりたいならキャンピングカーを買おうという話になりがちですが、実際に思い切れる人は少ないでしょう。それであればこういうクルマから始めてみませんかという提案です。ダイハツというメーカーはまさしくエントリーみたいなところに立つ会社ですので、そこからストーリーを固めていきました。
ダイハツデザイン部第一デザイン室先行開発スタジオ主任の米山知良さん(以下敬称略):それが今回の全体のコンセプト、「ダイハツヴィレッジ カラフルカーニバル〜新しい楽しみ方、見つけちゃおう〜」に繋がっていくのです。
工藤:ですから、このクルマはキャンプ専用車にはしたくはありませんでした。我々は基地と書いてキャンプと読ませています。よくベースキャンプというように、目的地はありますが、そこに行く途中でビバークするようなイメージですね。その時にこのクルマでパパッと即席の基地みたいなものを作り、そしてまたささっと畳んでモンゴルのゲルのような感じで移動する、そんな機動性をこのクルマに付与させたかったのです。
例えば、行った先が遊びのベース基地で、そこに行く途中でビバークしてもいいですし、その遊びの場所で前日待機、そこで寝泊まりして、朝日が昇ると同時に遊び出すなど、時間の有効活用をこのクルマでやれないか。そうすることで遊びの密度を高めたいという思いです。どうしても土日しか休みがなかったりしますので、移動時間に費やす時間がもったいない。その移動時間や宿泊の時間を極力なくして、遊びの時間をより長く保てるようなことが、このクルマで始める新しい楽しみ方ではないかという提案です。
◆変幻自在、随意性を持たせたままに
----:そういったコンセプトのもとに作られたハイゼットジャンボキャンパーVer.ですが、具体的な特徴を教えてください。
米山:フロント周りは2代目『ハイゼットキャブ』をオマージュしています。そして、LEDを仕込みダイハツマークなども光るようにして近未来感を演出しています。
内装はハイゼット60周年ということもあり赤いシートを採用しました。3代目がちょうど赤いシートだったので、還暦祝いも込めています。また外とのコーディネートさせるため内装もボディと同色を入れるなどの工夫をしました。
足回りは車高を50mmほど上げて、タイヤ径も大きくしています。TOYO TIRESの『オープンカントリー』を履いています。『タフトクロスフィールドVer.』までではありませんが、少しでもアウトドアに行けるように、ラフロードを走れるようなイメージでタイヤ径と車高を上げた演出をしています。
荷台部分はテントになっており、これは初代『ミゼット』の幌を作っていた会社にお願いして作ってもらいました。
----:その幌部分に関しては色々な工夫があるようですね。
米山:実はとてもインスタントに出来ていて、骨組みも全部ばらすことが出来るのです。大げさな格好に見えますが、全部バラバラに出来てすぐにノーマルの軽トラに戻せますので、よりお手軽な感じで誰もが楽しめるようになっています。
工藤:軽自動車を改造したキャンピングカーはありますが、そうするとキャンピングでしか使えなくなりますが、これは畑作業や普段のゴミ出しなどにもテントを畳めば使えるクルマです。つまり、軽トラの持つ変幻自在性をキャンパーなどの専用車のような形で固めたくなかった。クルマの機動性、好きなところに行ける随意性、このクルマの変幻自在性など、ユーザーに任せるとそのユーザーなりに色々な使い方をしていただけます。その幅を持たせたまま、こういう楽しみ方はどうかという提案なのです。
米山:またハイゼットジャンボをベースですから、シートリクライニングも可能なので快適に移動も出来ます。
----:実際に幌を畳んだり、キャンプ仕様にレイアウトが出来るように作り上げていますが、それらを見ることは可能でしょうか。
米山:今回は雑誌の『GO OUT』とインスタグラマーのYURIEさん(@yuriexx67)とタイアップしていますので、実際に使われているシーンなどを見ることが出来ます。
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