2021年05月03日 06:04

アストンマーティン、700馬力のV12スピードスターに「DBR1」仕様…伝説のレーシングカーがモチーフ

アストンマーティンは4月28日、世界限定88台を生産する予定の『V12スピードスター』(Aston Martin V12 Speedster)に、カスタマイズ仕様の「DBR1」を設定すると発表した。

V12スピードスターは、アストンマーティンのオーダーメイドサービス部門の「Q byアストンマーティン」と、アストンマーティンのデザイナー&エンジニア、ボーイングが共同開発した。アストンマーティンによると、最先端のモータースポーツと航空技術を組み合わせた2シーターのドライブマシンになるという。

◆最も有名なアストンマーティンに触発

V12スピードスターのデザインには、1959年のルマン24時間耐久レースとニュルブルクリンク1000kmレースで優勝したアストンマーティン『DBR1』と、2013年に発表された『CC100』スピードスターコンセプトの2台のモチーフを取り入れている。アストンマーティンの最新スポーツカーで使用されているのと同じ素材と技術も導入した。

ルマンで優勝したDBR1は、V12スピードスターに影響を与えている。アストンマーティンのモータースポーツの歴史において、最も注目を集める勝利を記録したのが、DBR1だ。DBR1は1950年代の同じ年に、世界スポーツカー選手権とルマン24時間の両方で優勝した3台の車のうちの1台。DBR1はモータースポーツでの活躍だけでなく、デザイン面での優雅さも、アストンマーティンの名車としての価値を高めている。

◆ルーフもフロントスクリーンもないフルオープンボディ

V12スピードスターは、ルーフもフロントスクリーンもなく、巨大なV12エンジンと、低く、幅広いショルダー、2個のハンプ、ドライバーとパッセンジャーを分離する背骨のような形状を持つエモーショナルなスタイリングを追求した。ボンネットの先端には隙間が開いている。『DB6』を最後に使われなくなったデザインだが、V12スピードスターで復活を果たした。これには、V12エンジンを搭載するスペースを稼ぐ狙いがあるという。

ボディのほとんどが、カーボンファイバー製だ。エキゾーストチップやベントグリル、ベーンは、マットブラック仕上げとしている。

インテリアは、素材の面で伝統とモダンを融合させた。構造部材として機能するサテンカーボンファイバーと伝統のハンドクラフトサドルレザー、クローム、アルミ、3Dプリントラバーを調和させることを目指した。具体的には、サテンダーククローム、マシンドアルミ、ブラックレザー、ブラックテクニカルテキスタイル、ブラックーペット、アストンマーティンのロゴが刻印されたビビッドレッドのドアシルなどを採用する。助手席の前方の通常はグローブボックスが配置される場所に、リムーバブルのレザーバッグを装着した。リアバンプの下には、収納スペースを設けている。

◆オリジナルのDBR1が最も輝いていた時代を表現

このV12スピードスターに設定されるのが、カスタマイズ仕様のDBR1だ。「アストンマーティンレーシンググリーン」をまとったボディには、「クラブスポーツホワイト」のピンストライプとロンデルが配され、クラブスポーツ・リップスティック・グラフィックを備えたサテンシルバーのアルマイトリルを装着。コックピットには、コンカーサドルレザー、ビリジアングリーンのテクニカルテキスタイル/ケイスネスレザーを採用した。アストンマーティンによると、オリジナルのDBR1が最も輝いていた時代を表現しているという。

透明なリアウィンドウの中には、アストンマーティンレーシンググリーンで塗装されたドライバー&パッセンジャー用のヘルメットが置かれた。その一方、ソリッドシルバーのウィングエンブレムは、透明なエナメルカバーの中に配された。キャビンには、グロスカーボンファイバー、ケースネスグリーンのレザー、サテンシルバーの艶消しアルミ製スイッチギアを採用する。

足元には、サテンブラックダイヤモンド旋削仕上げによる21インチセンターロックホイールを装備した。車体の塗装プロセスには、50時間以上を費やしている。

◆0-100km/h加速3.4秒で最高速318km/h

パワートレインには、5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンの高性能バージョンが搭載される。最大出力は700ps、最大トルクは76.8kgmを引き出す。このV12エンジンは、トランスアクスルレイアウトのZF製8速ATと組み合わせられる。動力性能は、0〜100km/h加速3.4秒、最高速318km/hだ。

アストンマーティンのエンジニアは、V12ユニットを搭載するにあたって、専用のステンレス製エグゾーストシステムを開発した。リアエンド中央のディフューザーの上に取り回されたエグゾーストは、野太く、キャラクターあふれるサウンドを生み出すという。

アストンマーティン最新の接着アルミ構造を採用した。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンションには、コイルスプリングとアダプティブダンピング(スポーツ、スポーツ+、トラックの3モード)を組み合わせる。カーボンセラミックブレーキは、フロントに410mm径、リアに360mm径のディスクを装着している。

◆世界限定88台で価格は76万5000ポンド

V12スピードスターは、世界限定88台を手作業で生産する計画だ。2021年の半ばから納車が開始される予定。英国本国でのベース価格は、76万5000ポンド(約1億1560億円)と発表されている。

記事提供:レスポンス

掲載に関する免責事項について
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

アストンマーチン

アストンマーチン(astonmartin)の自動車(本体) ニュース

もっと見る

このほかの自動車(本体) ニュース

もっと見る

自動車・バイクニュースランキング

  1. ヤマハ YZ125 2022年モデル

    ヤマハ YZ125、17年ぶりのフルモデルチェンジ…YZシリーズ2022年モデル9機種発売へ

    バイク(本体)
    2021.07.30 15:40
  2. トヨタ自動車東日本の岩手工場で生産される新型「トヨタ・アクア」。

    新型「トヨタ・アクア」のラインオフ式典開催 豊田章男社長「新型はとにかく“いい”感じ」

    自動車(本体)
    2021.07.30 15:00
  3. ヤマハ トリシティ125

    【ヤマハ トリシティ125 試乗】ゆったり乗れて力強くなった、乗れば分かる「前2輪」の価値

    バイク(本体)
    2021.07.28 11:30
  4. トヨタ・タンドラ 新型のティザー写真

    トヨタ タンドラ 新型、ティザー写真…今秋モデル発表予定

    自動車(本体)
    2021.07.29 06:30
  5. スバル WRX 新型のティザー写真

    スバル WRX 新型、「まったく新しい野獣」 8月19日にモデル発表

    自動車(本体)
    2021.07.29 14:00

総合ニュースランキング

  1. 「Rakuten WiFi Pocket 2B」

    楽天モバイル、キャンペーン適用で“本体代1円”の「Rakuten WiFi Pocket 2B」発売

    回線契約なし(SIMフリー)モバイルデータ通信
    2021.07.29 11:47
  2. 「フルハイビジョンプロジェクター PJLP-150FHD[SILVER]」

    ドンキ、21,780円の「情熱価格」初フルハイビジョンプロジェクター「PJLP-150FHD」

    プロジェクタ
    2021.07.30 11:39
  3. 充電式スティッククリーナー SCD-P1P

    アイリスオーヤマ、スティックとハンディを一体化した「充電式スティッククリーナー SCD-P1P」

    掃除機
    2021.07.30 06:22
  4. “ジャンボ焼き鳥”を自宅で楽しめる「卓上焼き鳥グリル」が本日7/30発売、4,400円

    その他調理家電
    2021.07.30 06:45
  5. 「Black Shark 4」

    5Gゲーミングスマホ「Black Shark 4」、ビックカメラ・ヨドバシカメラで取扱開始

    スマートフォン
    2021.07.29 10:43

読んでおきたい まとめ記事

自動車

カー用品

バイク

写真で見る

  • 「アラジン コーヒーブリュワー」(仮名称)
  • NXEDGE STYLE [MS UNIT] Ξガンダム
  • Z 5 キャッシュバックキャンペーン
  • アウディ『スカイ・スフィア』のティザー写真
  • 「SRS-NB10」
  • フォルクスワーゲン・ゴルフ R 新型と ゴルフ GTI 新型