世界に1台、アートデザインの日産GT-R NISMOがオークションに
日産自動車は、10月5〜7日に開催されるオンラインオークションに、2022年型『GT-R NISMO』のアートカーを出品する。9月23日、日産自動車のカナダ部門が発表した。
◆カナダのアーティストのアレックス・マクロード氏がデザイン
このアートカーは、カナダ・トロント在住のアーティスト、アレックス・マクロード氏がデザインしたワンオフモデルとなる。マクロード氏は、独創的なアプローチや3Dレンダリングを駆使することにより、デジタル作品を製作しており、世界中で評価されている。日産は、2022年型GT-R NISMOをフィーチャーしたユニークなデジタルアート作品をデザインするよう、アレックス・マクロード氏に依頼した。
また、今回のアートカーは、「NFT」(non-fungible token:非代替トークン)を利用する。NFTは、ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位を指す。NFTを使えば、デジタルアイテムを特定することができるため、他のトークンで代替できない。
NFTは、アート、オーディオ、ビデオなどのデジタルファイルを表すことができ、クリエイティブな作品がオリジナルであることを証明できる。デジタル作品は複製が簡単だが、NFTによって、コピーではないオリジナル作品であることが証明される。
◆特別仕様車の「GT-R NISMOスペシャルエディション」がベース
アートカーのキャンバスになるのが、2022年型のGT-R NISMOだ。特別仕様車の「GT-R NISMOスペシャルエディション」がベースとなる。ボディカラーには、NISMO専用の「NISMOステルスグレー」を用意した。クリア塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)を採用する。
さらに20インチの専用レイズ製アルミ鍛造ホイールにはレッドリム加飾を施した。ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどには、高精度重量バランスエンジン部品を採用する。手組みの証として、完成したエンジンに貼り付けられる「匠」のネームプレートも、専用カラーとした。
◆GT3レーシングカーと同じターボチャージャー
GT-RのGT3レーシングカーに2018年から使用されているターボチャージャーを装着する。NISMO用のタービンブレードは、枚数を減らすとともに、最新の流体・応力解析を用いた形状だ。これにより、出力をダウンさせることなく、レスポンスをおよそ20%向上させており、コーナー立ち上がり時など、アクセルを踏み込んだ際の立ち上がり加速性能を引き上げているという。
GT-R NISMOの2022年モデルには、3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを継続搭載する。北米仕様の場合、最大出力600hp、最大トルク66.5kgmを発生する。
外装には、GT-R NISMOのGT3レーシングカーと共通イメージのフロントフェンダーエアダクトを採用した。このエアダクトは、エンジンルームからの熱を逃がすとともに、エンジンルームの内圧を下げる。また、エアダクトの排出風によって、フェンダー表面の流速を下げることにより、表面リフトを減少させることによって、フロントタイヤのダウンフォースを増やす効果を発揮するという。
ルーフやボンネット、フロントフェンダーには、カーボン素材を導入した。車両重心点から遠い部品を軽量化することにより、コーナリングの性能を引き上げるのが狙いだ。ルーフにはカーボン素材の間に、より低比重の材質を挟み込むサンドウィッチ構造を採用。これらの部品によって、およそ10.5kgの軽量化を果たしている。車両の軽量化、空力性能の向上に加えて、9本スポークの軽量&高剛性な鍛造アルミホイールを装着した。ハイグリップゴムを使用すると同時に、走行中の接地面積を最大化したハイグリップタイヤも装備している。
インテリアには、レカロ製シートを装備した。車両とドライバーの一体感を高めるために、ドライバーの肩甲骨から脇腹、骨盤を安定して支えるデザインを導入する。また、カーボンシェルにコアフレーム構造を追加することにより、軽量化と高剛性化を両立させた。ドライバーは、車両の動きを手に取るように感じ、車両を意のままに操ることができるという。
◆オークション開始価格は28万カナダドルで全世界から入札可能
オンラインオークションは、カナダ時間の10月5日の0時01分に開始され、10月7日の23時59分に終了する予定だ。最高額での入札者は今秋の後半、NFTによるデジタル権利と2022年型GT-R NISMOスペシャルエディションのキーをカナダで受け取る。オークションは全世界から入札可能で、入札開始価格は28万カナダドル(約2470万円)。日産カナダはオークションのすべての収益を慈善団体に寄付する、としている。
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