2021年10月25日 08:51

ベントレーが空軍基地でドリフト、659馬力を解き放つ

ベントレーは10月20日、新型『コンチネンタルGTスピード』(Bentley Continental GT Speed)を空軍基地でドリフト走行させる映像「コンチネンタルドリフト」を公開した。

◆イタリア・シチリア島の旧NATO空軍基地で撮影

この映像は、イタリア・シチリア島で撮影された。この映像を撮影するために、ベントレーは、旧NATOのコーミゾ空軍基地に、ジムカーナができる特設サーキットを作った。もともと1936年に建設されたコーミゾ飛行場は、1980年代には南ヨーロッパで最大のNATO空軍基地だった。しかし、1991年に基地は閉鎖。それ以来、時間が止まっているかのような旧NATOのコーミゾ空軍基地は、新型コンチネンタルGTスピードのパフォーマンスを実証するために、安全でありながら挑戦的な舞台として、理想的な場所になったという。

この映像は、デビッド・ヘイル氏によって撮影された。ドローンのパイロットであり、ビデオグラファー兼写真家のマーク・ファゲルソン氏も協力している。

「コンチネンタルドリフト」の冒頭と最後には、1952年製の『Rタイプ・コンチネンタル』が登場する。これは、ベントレーのヘリテージコレクションに収蔵されている1台だ。Rタイプ・コンチネンタルは当時、世界最速の4シーター車と呼ばれた。Rタイプ・コンチネンタルのエレガントかつパワフルなデザインは、新型コンチネンタルGTスピードのデザインのインスピレーションでもあり、同じDNAが前輪から続くキャラクターラインや、ワイドなリアフェンダー、傾斜したルーフラインに反映されているという。

◆新設計の「エレクトロニック・オールホイール・ステアリング」

新型コンチネンタルGTスピードには、ドリフト走行を支援するテクノロジーを搭載している。新設計の「エレクトロニック・オールホイール・ステアリング」によって、ドライブモードを「ベントレー」や「コンフォート」にした時の動的性能を追求した。「スポーツ」モードでは、「ベントレーダイナミックライド」と「eLSD」を、ステアリングに連動させることができる。

低中速走行での旋回時には、前輪と逆位相に後輪が操舵されて、回頭性が高まる。クイックレシオ化も図られた。一方、高速走行時は後輪が前輪と同位相に操舵され、安定性が向上するという。

「アクティブAWD」も搭載された。すべてのドライブモードで、トラクション制御とトルク配分が見直され、スタンタードモデルの『コンチネンタルGT』とは異なるキャラクターに仕上げられているという。ベントレーモードとコンフォートモードでは、前後ホイールのグリップバランスを調整する。一方、スポーツモードでは、走行シーンを問わず、トルクがリア寄りに配分されるようになっている。

◆ベントレー初の「eLSD」

新型コンチネンタルGTスピードには、eLSDがベントレーで初めて導入された。このeLSDは、トラクションコントロールやアクティブシャシーシステムとの連携を考慮して施されたチューニングによって、左右方向の許容範囲の拡大、前後方向の安定性の向上、アクセルオン時の調整の強化を追求し、悪路ではトラクション性能を高めることを狙った。

ベントレーモードとコンフォートモードでは、eLSDによってトラクションが向上する。スポーツモードでは、アクセルオン/オフ時の調整をバランスさせ、ターンインのレスポンスを改善させ、直進性を向上させるようにeLSDをチューニングしている。

また、スポーツモードでは、トラクションマネジメントシステムがさらに大きなトルクをリアアクスルに配分するため、アクセルオン操作でコーナリングラインを、より確実にトレースできるようになるという。

◆0-100km/h加速3.6秒で最高速は335km/h

新型コンチネンタルGTスピードには、6.0リッターW12 気筒ツインターボ「TSI」エンジンの改良版を搭載し、最大出力は従来型のW12モデルを24ps上回る659psを獲得した。最大トルクは91.8kgmを維持している。0〜100km/h加速は3.6秒(コンバーチブルは3.7秒)で駆け抜け、最高速は335km/hに到達する。

スポーツモードでは、8速デュアルクラッチトランスミッションのシフトアップのタイミングを遅らせ、シフトダウンを早めることにより、W12ツインターボエンジンがパワーバンドに長く留まるようチューニングされている。

さらに、スポーツモードではスタンダードなW12モデルと比べて、8速デュアルクラッチトランスミッションが2倍の速さで変速する。始動時とシフトダウン時のエキゾースト特性も強化された、としている。

記事提供:レスポンス

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