2022年04月01日 06:00

プジョー 208 と 2008 、シフトレバーを廃止してトグルスイッチに…欧州はEVも

プジョー(Peugeot)は3月28日、欧州向けの『208』と『2008』のAT車のシフトレバーを、EVを含めて指先だけで操作できるトグルスイッチに置き換えると発表した。よりストレスフリーな操作性や、センターコンソールにおける収納スペースの改善を図っている。

◆トグルスイッチは人間工学に基づいて操作性を追求

モダンなデザインの新しいトグルスイッチは、人間工学に基づいて操作性を追求しており、従来のセンターコンソールのシフトレバーを置き換える。これにより、センターコンソールのスペース効率も引き上げるという。また、このトグルスイッチは、208と2008の「PEUGEOT i-Cockpit 3D」にも完全にマッチするという。

なお、新しいトグルスイッチは、208と2008のすべての内燃エンジン搭載車と、EVの『e-208』と『e-2008』に採用される。

シフトスイッチとその周辺は、サテンクローム、ピアノブラック、カーボンルックパネルを組み合わせて、高品質を追求する。この仕上げは、セグメント最高レベル、と自負する。

◆5つのボタンで構成されるトグルスイッチ

新開発のトグルスイッチは、上から「P」、「R」、「N」、「D」、「B」または「M」の各ボタンで構成される。このうち、Dボタンでは、ドライバーの運転スタイル、走行状況、車両の負荷に応じて、内燃エンジン搭載車では8つのギアから自動的に選択する。

内燃エンジン車の場合、Mボタンを押すと、ステアリングホイールのパドルシフトを使って、ギアを手動で選択できる。EVの『e-208』と『e-2008』の場合、Bボタンを押すと、回生ブレーキが強めに作動する。

各ボタンを選択すると、インジケーターライトが点灯して、ドライバーに選択したボタンを通知する。ドライバーは、インストルメントクラスターのモードのリマインダーで確認することもできる。

◆EVのBボタンは回生ブレーキが強めに作動

新しいトグルスイッチを装備したすべての208と2008は、電動パーキングブレーキを採用する。これにより、スペースの節約と日常走行における快適さ、安心感を高めているという。

e-208とe-2008では、Dボタン時にアクセルペダルから足を離すと、エンジンブレーキ、アクセルオフの挙動をシミュレートした自然な減速となる。減速のレベルは、内燃エンジンのAT車の感覚に近いという。一方、Bボタンでは、エネルギー回生を強化。アクセルペダルだけでより積極的に減速をコントロールできるという。

Bボタンを押すと、減速のレベルが大きくなる。アクセルペダルを離すと強めの減速となり、減速エネルギーの回収量も大きくなる。Bモードはボタンを押した後、エンジンを停止しない限り、作動状態を保つ。ドライバーの設定もメモリーによって維持される。

◆最新の2022年型のEVは航続を延長

e-208 とe-2008は、「e-CMP」と呼ばれる電動モジュラー車台をベースに開発された。EVパワートレインのモーターは最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを発生する。バッテリーの蓄電容量は50kWhとした。液冷ヒートポンプで充放電時のバッテリー温度の管理と最適化を図る。このバッテリーは1個当たり約13.1kgのモジュールを18個組み合わせた。総重量約350kgのバッテリーユニットを前席座面下、後席座面下、センターコンソールなどにH型に、重量配分を考慮して搭載している。内燃エンジンとEVに対応する「CMP」車台のおかげで、居住空間、ラゲッジスペースは両車で同等という。

バッテリーの充電に関しては、出力100kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの80%の容量をおよそ30分で充電できる。3種類のドライブモードの「エコ」、「ノーマル」、「スポーツ」が切り替えられる。このうち、スポーツではパフォーマンスが重視される。e-208では0〜100km/h加速8.1秒、e-2008では最高速150km/hのパフォーマンスを可能にしている。

最新の2022年モデルでは、e-208の場合、WLTPサイクルの航続を最大362kmとした。従来型に対して、22km航続を延ばしている。また、e-2008の場合、WLTPサイクルの航続を最大345kmとした。従来型に対して25km、率にして8%航続を延ばしている。両モデルとも、気温が0度に近い状態での市街地走行では、約40km航続が延びるという。

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