2022年11月16日 17:30

もっとエモーショナルに 新型「トヨタ・プリウス」世界初公開

トヨタ自動車は2022年11月16日、ハイブリッドカー「プリウス」の新型を世界初公開した。ハイブリッドモデル(HEV)とプラグインハイブリッドモデル(PHEV)をラインナップし、HEVは同年の冬に、PHEVは2023年春ごろに発売する。

プリウスらしく より美しく

「21世紀に間にあいました。」のキャッチコピーとともに、トヨタが1997年にリリースしたプリウス。ハイブリッド車の代名詞的存在といえる同モデルの最新型は、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、「一目ぼれするデザイン」と「虜(とりこ)にさせる走り」を併せ持つエモーショナルなモデルを目指して開発された。

エクステリアは、ひと目でプリウスとわかる紡錘(ぼうすい)形のモノフォルムデザインを継承。そのうえで、ロー&ワイドが強調されたスタイリングや19インチという大径ホイールにより、スタイリッシュなプロポーションが追求されている。こだわりの面構成は「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を意識したもので、ハンマーヘッドをモチーフとしたフロントデザインや真一文字のリアコンビランプなどで先進性が表現されている。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4600×1780×1430mmで、先代に対しては、25mm長く、20mm幅広く、40mm低い寸法。ホイールベースは50mm延長され、2750mmとなっている。ボディーカラーは、新色「アッシュ」「マスタード」を含む、全8色が選べる。

一方インテリアは、「アイランドアーキテクチャー」がコンセプト。水平基調のシンプルなダッシュボード上に、メーターパネルとセンターモニターが配置される。インストゥルメントパネルには、アンビエントライトとして室内を彩るだけでなく、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」と連動し、危険が迫った際にはイルミネーションの点滅でドライバーに注意を促す「イルミネーション通知システム」(トヨタ初)も備わる。

前後の座席間距離は、先代と同等(+8mm)の936mmを確保。これまで荷室のフロア下にレイアウトされていたバッテリーパックを後席の下部に移設することで荷室容量を拡大するとともに、車両の低重心化も図られている。

センターコンソール後端とラゲッジルームにはAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントが備わり、ドアガラスを閉じて虫や雨水の侵入を防ぎつつ外部給電できるアタッチメントも用意される。大型の「パノラマムーンルーフ」や新世代の「ソーラー充電システム」(PHEVのみ)も特徴的な装備のひとつとなっている。

パワフルで気持ちいい走りを追求

HEVのハイブリッドユニットは、1.8リッター(システム最高出力140PS)と2リッター(同193PS)の2本立て。特に後者は、先代(1.8リッター)比で1.6倍となるパワーを獲得しており、スポーティーに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を実現したとうたわれる。また、リアに独立型モーターを搭載する4WD車(E-Four)もラインナップ。高出力モーターなどの働きにより、雪道での登坂性能や旋回時の安定性がさらに向上している。

PHEVには、2リッターのプラグインハイブリッドシステムが搭載される。高効率のダイナミックフォースエンジンと高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせることで、先代PHEVと同等の低燃費を維持しつつ、223PSというシステム最高出力を実現。0-100km/h加速6.7秒という俊足ぶりもセリングポイントとなっている。一充電あたりのEV走行距離が50%以上アップしたのもトピック。日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるというのが強みだ。

これらパワーユニットが乗る車台は、高度な結合技術を採用することで剛性が高められた、第2世代の「TNGA」プラットフォーム。足まわりはフロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウイッシュボーン式で、優れた操縦安定性と快適な乗り心地に寄与するとされている。

運転支援の面では、単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせた「トヨタセーフティセンス」が標準装備されるほか、専用スマートフォンアプリを使った遠隔操作での駐車・出庫が可能になる「アドバンストパーク(リモート機能付き)」も設定される。

新型プリウスは、国内ではサブスクリプションサービス「KINTO」でも扱われる予定。具体的なプランの詳細は、2022年冬に公表される見通しだ。

(webCG)

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