マツダがロータリーエンジン搭載の新型車を世界初公開
マツダは2023年1月13日、ロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッドモデル「MX-30 e-SKYACTIV R-EV(エムエックスサーティーイースカイアクティブ アールイーブイ)」をブリュッセルモーターショーで初公開した。
MX-30はマツダが2020年10月に発売したクロスオーバーSUV。当初はマイルドハイブリッドモデルのみだったが、2021年1月にマツダ初となる量産電気自動車の「EVモデル」を追加。今回新たに発表されたのは、シリーズ式プラグインハイブリッドモデルである。ロータリーエンジンを動力とするシステムは世界初だ。
マツダは1967年にロータリーエンジンを搭載する「コスモスポーツ」を発売し、「ファミリア ロータリークーペ」「サバンナRX-7」など幅広いラインナップを展開していった。ロータリーエンジンはマツダのブランドを象徴する技術となったが、2013年に「RX-8」が生産終了して搭載モデルは途絶えてしまう。電動化の時代に合わせ、レンジエクステンダーとして復活した。
新開発の発電用ロータリーエンジンはモーター、ジェネレーターと同軸上に配置される。小型軽量という特長を生かしたコンパクトなシステム構成だ。容量17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50リッターの燃料タンクが組み合わされている。駆動はすべてモーターで、バッテリーに蓄えた電力だけで85kmのEV走行が可能だ(欧州WLTPモード)。
ロータリーエンジンで発電し、長距離ドライブに対応する。普通・急速両方の充電方式に対応するほか、1500Wの給電機能を備える。「EVモード」「ノーマルモード」「チャージモード」の3つの走行モードを持つ。
特別仕様車として「Edition R」が設定されている。外板色と内装色は黒基調で、ルーフサイドにはマツダ初の乗用車「クーペ」のルーフ色を復刻した「マローンルージュメタリック」を差し色として採用。フロアマットやシートのヘッドレストには、ローターの形状を模したバッジやエンボス加工などの専用デザインを施している。
日本への導入に関する情報は、現時点では非公開だという。
(文=鈴木真人)

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