新型SUV、マツダ『CX-90』はハンドリングを追求…ロードスターの技術を装備して登場
マツダの米国部門は1月31日、新型最上位SUVの『CX-90』(Mazda CX-90)に、マツダとしては米国初のプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定すると発表した。CX-90シリーズは、マツダのラージ車で最高のハンドリングを追求しているという。
◆PHEVは2.5リットル直4エンジン+モーターで323hp
CX-90の開発を統括したマツダの脇家満主査は、「CX-90はアクティブなファミリーのパーフェクトパートナーを目指した」と語る。CX-90のハイライトのひとつが、マツダとしては米国初のPHEVの設定だ。
「e-SKYACTIV PHEV」と呼ばれるPHEVパワートレインは、吸気システムに改良が加えられ、トルクを引き上げた2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、モーターを組み合わせて、ドライバーの期待に応えるレスポンスと加速を追求する。プレミアム燃料を使用した場合、323hpのパワーと51kgmのトルクを引き出す。
バッテリーの蓄電容量は17.8kWhだ。さまざまな運転状況において、電気モーターだけで走行することを可能にした。トランスミッションは、縦置き電動パワートレインと大型プラットフォーム車向けに新開発された8速ATを採用する。トルクコンレスの8速ATは、ダイレクト感と伝達効率に優れるのが特長。PHEVパワートレインの効率を向上させながら、スムーズでダイレクトな加速を実現しているという。
◆『ロードスター』で初採用の「キネマティック・ポスチャー・コントロール」を搭載
スポーツカーの『MX-5ミアータ』(日本名:『ロードスター』に相当)で初めて導入された「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」の拡大採用も、CX-90の特長だ。KPCは、日常域でスムーズに動くサスペンション構造を活かしながら、高速コーナリングにおいても、より一体感があり、より安定した旋回姿勢を実現する新しいテクノロジー。CX-90のリアサスペンションは、ブレーキをかけることで車体を引き下げるアンチリフト力が発生する構造となっている。
KPCでは、このサスペンションの特性を活かし、横Gが強めにかかるようなコーナリングの際に、リアの内輪側をわずかに制動することでロールを抑え、姿勢を安定させる。また、後輪の左右の速度差から旋回状態をリアルタイムに検知し、これに応じてリニアに作動を強めて、適切な姿勢安定化の効果を発揮するという。
また、CX-90には、後輪駆動を基本にしたAWDを採用する。後輪駆動ベースのAWDは、後輪駆動ならではのニュートラルな旋回性と、AWDの安定性をバランスさせ、より高次元な「人馬一体感」を可能にしたフルタイム4WDだ。雪上など低μ路での力強いトラクションをはじめ、高速道路での直進安定性やワインディングにおけるハンドリング性能についても、これまでの前輪駆動ベースの「i-ACTIV AWD」を大きく凌駕するレベルに進化した、と自負する。
マツダの脇家 満 主査は、「CX-90はマツダのラージ商品群の中でも、最高のハンドリングを備えた1台」と語る。また、PHEVでは、AWDシステムが回生協調ブレーキと連携して前後の回生配分を最適化。4輪から、より多くの減速エネルギーを回収する。
◆12.3インチの大型ディスプレイ
CX-90の重厚感あるエクステリアデザインを、キャビンにも反映させた。ダッシュボードからドアまで、クロームトリムを配することにより、ダッシュボードからの広がりを感じさせるモダンで直線的なフォルムを目指した。日本の伝統的な美意識にインスパイアを受けながら、3列すべてでラグジュアリーかつ快適な移動空間を追求する。前席から2列目のキャプテンシート、3列目シートまで、ナッパレザーやウッド、それらと同系色のファブリックなど、さまざまな素材をコーディネートしている。
その一例が、ファブリック仕上げのダッシュボードだ。ステッチには、日本の掛縫い表現が施されている。日本の伝統を反映したユニークなデザインという。オプションで、3列目シートの充電ポートには、USBタイプCが選択できる。これにより、スマートフォンやタブレット端末などのデジタルデバイスの使用環境を引き上げている。
ダッシュボード中央には、大型のディスプレイを配置した。この12.3インチのセンターディスプレイには、オプションの「シースルービュー」を選んだ場合、駐車時に車両周囲の状況が映し出され、ドライバーを支援する。安全面では、スマートブレーキサポート、ブラインドスポットモニタリング、マツダレーダークルーズコントロールなど、最新の「i-ACTIVSENSE」を搭載。すべての乗員の安心感を高めている。
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