フィスカーの電動SUV『オーシャン』、米国仕様の航続は580km…20万ドル以下のフル電動SUVで最長
フィスカーは6月1日、新型電動SUV『オーシャン』(Fisker Ocean)の航続が、米国EPA(環境保護局)から最大360マイル(約580km)と認定される見通しを発表した。米国市場において、20万ドル(約2790万円)以下のフル電動SUVとしては、最長の航続になるという。
◆最大出力550hpのツインモーターAWD搭載の「エクストリーム」
オーシャンはフィスカー初の電動SUVだ。オーシャンには、マグナが新開発した「FM29」と呼ばれるプラットフォームを採用する。この新世代のプラットフォームからは、さらに2車種の新型フィスカーモデルが、登場する予定だ。
オーシャンには、シングルモーターの「スポーツ」や、ツインモーターの「ウルトラ」、「エクストリーム」、発売記念限定モデルの「ワン」などのグレードが設定される。このうち、航続360マイルを達成するのは、20インチを履いたエクストリームになるという。
シングルモーターのスポーツの場合、最大出力は275hpを発生する。0〜96km/h加速は6.9秒だ。ツインモーターでAWDのウルトラは、最大出力が540hpで0〜96km/h加速は3.9秒だ。同じくツインモーターでAWDのエクストリームは、最大出力が550hpとなり、0〜96km/h加速を3.6秒で駆け抜ける。
◆内装に廃棄された漁網から作られた再生ナイロン
インテリアには、カーペットにリサイクル素材を活用した。このカーペットには、廃棄された漁網から作られた再生ナイロンを使用している。また、インテリアの素材には、100%ポリカーボネートポリウレタンと100%強化レーヨンバッキングを採用した。さまざまなVOC(ホルムアルデヒドなど)の厳しい化学物質排出規制に適合している。
また、エコスエードも使用された。Tシャツなどのポリエステル繊維、ペットボトル、プラスチックなどをリサイクルした素材も用いられている。ポリエステルのリサイクルでは、従来のガソリンベースのポリエステル製造プロセスと比較して、エネルギー消費と大気へのCO2排出を80%削減することができるという。エコサステナビリティとして、汚染物質の排出とエネルギー消費のレベルは、オーシャンの生産サイクル全体を通じて保証されている。
オーシャンでは、ゴム廃棄物も再利用する。フィスカーは、タイヤの製造中に発生した廃棄ゴムを、埋め立てせずに利用する。リサイクルすることでエネルギーの量を大幅に節約でき、最終的に温室効果ガスの排出を削減できるという。
◆フィスカーの特許技術「カリフォルニアモード」設定
オーシャンには、ルーフ全長にわたって「ソーラースカイルーフ」が採用された。モーターのパワーをサポートし、電費効率を高めている。テクノロジーの進化に伴い、フィスカーは、より高いエネルギー効率と、より優れたハードウェアソリューションを追求している。
また、オーシャンには、「カリフォルニアモード」を設定する。カリフォルニアモードはSUVとしては初めて、ソフトトップを使用せずに、ルーフをフルオープンにできるシステムで、フィスカーの特許技術という。
その内容は、スイッチひとつで、9枚の窓ガラスを下げることが可能になるというものだ。フロントサイドガラスが左右2枚、リアサイドガラスが左右2枚、リアクォーターガラスが左右2枚、リアハッチガラスが1枚、ルーフガラスが2枚の合計9枚の窓ガラスを、スイッチ操作ひとつで下げることができる、としている。
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