BMWが新型「iX3」を日本に導入 一充電走行距離906kmを実現する最新鋭の電気自動車
BMWジャパンは2026年7月22日、新型電気自動車(BEV)「iX3」を発表し、同日販売を開始した。納車は同年7月下旬以降を予定している。
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走行距離は長く、充電時間は短く
iX3は、BMWの次世代車両コンセプト「ノイエクラッセ」の第1弾モデルとして、2025年9月に世界初公開。SUVタイプのBEVで、プラットフォームや電動パワートレイン、電気・電気アーキテクチャーなど、車両を構成するすべての要素が一から開発された。
採用される電動パワートレインはBMWとしては第6世代のシステムにあたり、800Vのアーキテクチャーや、従来のものよりエネルギー密度の高い新型の高電圧バッテリーを採用。電池容量は109.1kWhで、「iX3 50 xDrive」では906km、「iX3 50 xDrive Mスポーツ」では835kmという長大な一充電走行距離を実現している(WLTCモード)。
また受電能力にも優れており、BMWグループのBEVとして初めて最大で320kWの超急速充電に対応。電池残量10%から80%までの充電はわずか26分程度で完了し、また海老名サービスエリアなどへの設置が予定されている最大出力350kW(総出力400kW)の急速充電器を使用した場合、わずか15分間で最大約420km走行相当の電力量を充電できるとしている。
駆動システムは前後に2基のモーターを搭載した4WDで、フロントにはBMWグループとしてこれが初採用となる非同期式誘導モーターを採用。通常走行時にはフロントモーターを停止し、前輪の駆動が必要なときだけ動かすことで効率を最大化している。一方、リアには巻線界磁式同期モーターを採用。ローターに永久磁石ではなく電磁石(界磁巻線)を使用している点が特徴で、界磁電流を調整して磁力を可変することにより、正確な出力制御、高効率で航続距離を伸ばすことができるという。またレアアースが不要なことから、環境負荷の低減にも寄与している。両モーターを合わせたシステム最高出力は469PS(345kW)、システム最大トルクは645N・mで、0-100km/h加速は4.9秒と公称される。
130km/h以下の車速におけるハンズオフ走行も可能に
ヒューマン・マシン・インターフェイスも既存のモデルから全面刷新されており、旧来のメーターパネルを廃するとともに、ダッシュボードの奥に設置された43.3インチの「BMWパノラミックビジョン」と17.9インチのセンターディスプレイからなる、「BMWパノラミックiDrive」を採用。3Dヘッドアップディスプレイとの組み合わせにより、運転中のドライバーの目線移動を最小限に抑え、安全運転をサポートするとしている。パノラミックビジョンにはスピードメーター、シフトポジション、充電状態、走行可能距離、外気温、時間などの表示が可能で、センターディスプレイの操作で簡単にそれらを選択、入れ換えできるとしている。
予防安全・先進運転支援システムもBMWとしては最新のもので、高性能なカメラやレーダー、プロセッサーが高い解析能力を実現。より精度と正確性の増した運転支援を可能にしているという。
機能的にも、既存の操舵支援機能付き自動緊急ブレーキや、アクティブクルーズコントロール、車線維持支援機能などに加え、新たにハンズオフ走行支援機能「ハイウェイアシスト」を採用。旧来の「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」より対応速度が大幅に向上しており、高速道路において130km/hまでの速度域で、ステアリングホイールから手を離しての走行を可能にしている。また、同機能に付属する「レーンチェンジアシスト」についても、スイッチ類などの操作ではなく、ドライバーの「ドアミラーを見る」という自然な動作をトリガーとして、車線変更を実施するようシステムが変更されている。
このハイウェイアシストは2026年11月以降に実装される予定で、既納のクルマに関してもソフトウエアアップデートによって機能が利用可能となるという。
BMW iX3の日本におけるラインナップは、iX3 50 xDriveとiX3 50 xDrive Mスポーツの2種類。価格は前者が982万円、後者が1034万円となっている。
(webCG)
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