2015年10月23日 18:00

三菱の「eK」シリーズ、大幅改良で燃費も安全装備も進化

三菱自動車は2015年10月22日、軽乗用車「eKワゴン」「eKカスタム」に大幅な改良を実施し、販売を開始した。

■標準モデルのeKワゴンにもターボ車を設定

今回の改良の内容は、機能装備の強化やデザインの変更、燃費性能の向上など多岐にわたる。ラインナップについても見直しを図っており、安全装備の強化に伴い一部グレードの名称を変更したほか、eKワゴンにターボエンジン搭載車の「T Safety Package」を新設定。標準モデルでもターボ車を選べるようになった。

ラインナップと価格は以下の通り。

eKワゴン

・E:108万円(FF)

・M:119万6640円(FF)/130万3560円(4WD)

・M e-Assist:123万7680円(FF)/134万4600円(4WD)

・G:131万1120円(FF)/141万8040円(4WD)

・G Safety Package:142万5600円(FF)/153万2520円(4WD)

・T Safety Package:147万9600円(FF)/158万6520円(4WD)

eKカスタム

・M:134万5680円(FF)

・G:140万9400円(FF)/151万6320円(4WD)

・G Safety Package:152万3880円(FF)/163万800円(4WD)

・T Safety Package:160万560円(FF)/170万7480円(4WD)

■上級グレードの安全装備を強化

装備については、夜間走行時に先行車、対向車の有無を検知し、ハイビームからロービームへの切り替え、およびハイビームへの復帰を自動で行う「オートマチックハイビーム」を軽自動車として初採用。また、これまでeKカスタムのみにオプションで用意していた「マルチアラウンドビューモニター(バードアイビュー機能付き)」の設定を拡大し、先述のオートマチックハイビームや「オートライトコントロール」とともに、eKワゴン、eKカスタムを問わず、上級グレードの予防安全システム搭載車に標準装備とした。

この変更に伴い、予防安全システム搭載車に付くグレード名も「e-Assist」から「Safety Package」に変更。ただし、これらの装備が追加されない「eKワゴン M」の予防安全システム搭載車については、従来どおり「M e-Assist」という名称を用いている。

このほかにも、フロントウィンドウとフロントドアウィンドウ(「eKワゴン E」は除く)に、IR(赤外線)カット機能を採用。インテリアではセンターパネル下にスマートフォンや携帯電話などの小物を置けるトレイを追加し、利便性を向上させている。

■eKカスタムが新しい“三菱顔”に

デザインについては特にフロントマスクを大きく変更しており、eKカスタムには三菱の新しいデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」に基づいた意匠が用いられた。これは同社が「アウトランダー」から導入を進めているもので、アッパーグリルとロワグリルをつなげた上で、バンパー中央部をグロスブラックで塗装。バンパーの左右の端には、LEDのイルミネーションとクロムメッキの縁取りを施している。

一方、eKワゴンではアッパーグリルにより厚みを持たせるとともにバンパーの左右下部にガーニッシュを追加。よりモダンでスポーティーなデザインとしたという。さらに「G」、「G Safety Package」、T Safety Packageには光軸自動調整機構付きのディスチャージヘッドランプを採用。ボディーカラーには「ポピーレッドメタリック」「ウォーターブルーメタリック」「シトラエスイエローソリッド」を新たに採用し、全9色の設定とした。

このほかにも、両モデル共通でLEDリアコンビランプを標準装備。eKワゴンのG、G Safety Package、T Safety Package、eKカスタムのM、G、G Safety Packageに新デザインの14インチ8スポークアルミホイールを、eKカスタム T Safety Packageにはダークグレー塗装と光輝切削加工を施した15インチアルミホイールを採用している。

インテリアについては、eKカスタムではパワーウィンドウスイッチパネルにメッキ調のラインモールを施し、T Safety Packageにピアノブラックの装飾とメッキモールを用いた新デザインのステアリングホイールを採用。eKワゴンではシートのメイン生地をアーガイル柄のスエード調トリコットとするとともに、内装色をブラウンとアイボリーのツートンカラーに変更した。またEとMではスピードメーターの意匠も改めている。

■燃費性能を25.0〜30.4km/リッターに改善

燃費の改善も図っており、自然吸気エンジン車(NA)では電子制御サーモスタッドの採用やCVT制御の見直しなどの改良を実施。また、これまでNAのFF車のみに搭載していたコーストストップ機能付きアイドリングストップ機構とアシストバッテリーを、ターボ車や4WD車にも搭載した。これにより、JC08モード計測による燃費性能は、NAのFF車で30.4km/リッター(従来モデル比で+0.4km/リッター)、NAの4WD車で26.6km/リッター(同+0.6 km/リッター)、ターボのFF車で26.2km/リッター(同+2.8km/リッター)、ターボの4WD車で25.0km/リッター(同+2.4 km/リッター)となった。

このほかにも、ショックアブソーバーの減衰力を変更することで、乗り心地を改善。パワーステアリングの制御を見直し、取り回し性を向上させている。

(webCG)

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