2017年10月13日 10:40

ロータス、軽量化を進めたニューラインナップをお披露目

ロータスの正規輸入元であるエルシーアイは2017年10月11日、東京・赤坂の東京ミッドタウンで、ロータス最新ラインナップのお披露目会を実施した。

原点回帰で軽量化

今回披露された最新のロータス車は、ロータスが掲げるクルマづくりのテーマ「LESS MASS MEANS MORE LOTUS 〜より軽く、よりロータスらしく〜」に基づき、原点回帰といえる軽量化を中心とした改良が加えられているのが特徴だ。

お披露目会の会場には、2018年モデルの「エリーゼ」「エキシージ」「エヴォーラ」の中から、それぞれ象徴的なモデルが全部で4台並べられた。どのモデルもピュアスポーツであるロータスの魅力を最大限引き出すように、内外装デザインの変更やメカニカル的な改良が加えられている。特にマニュアルトランスミッションには、シフトリンク部をスケルトン化するなど新たな趣向が加えられている。日本のロータスファンにとって最大のニュースは、改良による価格の向上と為替変動の影響がありながらも、最も人気が高いエリーゼのエントリー価格が500万円を切る496万8000円まで引き下げられたこと。では、展示された新モデルの特徴を紹介していこう。

エントリーモデルのエリーゼは、日本で最も人気の高いモデルだ。改良型では前後マスクのリファインに加えて、インテリアの仕様変更が行われた。最も簡素な仕様のベーシックグレードは、日本からの強い要望で実現した専用仕様で、エアコンやオーディオ、フロアマットなどを省くことで約15kgの軽量化を実現。車両重量を856kgに抑え、“最もロータスらしいライトウェイトの魅力を体現した一台”とされる。なお、エアコンなどの省かれたアイテムは、オプションで装着することが可能。パワートレインは従来と同様、136psと160Nmを発生する1.6リッター直4 DOHCエンジンに6段MTを組み合わせる。

もう1台のエリーゼは、「エリーゼ スプリント220」だ。歴代のロータス車に与えられてきた“スプリント”の名を冠するトップモデルで、パワートレインは220psと250Nmを発生する1.8リッター直4スーパーチャージドエンジンに6段MTを組み合わせたもの。カーボンファイバー製バケットシートや鍛造アロイホイール、ポリカーボネート製リアウィンドウなどの軽量素材を積極的に取り入れることで、従来型よりも26kg軽量な878kgの車両重量を実現した。0-100km/h加速は4.5秒と公表されている

エキシージは、「エキシージ スポーツ380」が展示された。「エキシージ スポーツ350」をより磨き上げた仕様で、カーボンコンポジットパネルやポリカーボネート製リアウィンドウ、軽量な専用ホイールなどを採用することで、車両重量を30.2kg減の1110kgとした。スーパーチャージャーの性能を強化した3.5リッターのV6エンジンは、25psアップの380psを発生。動力性能は0-100km/h加速3.7秒、最高速度286km/hと公表される。パワーユニットの性能向上に合わせてエアロダイナミズムにも改良を加えており、最高速時には140kgのダウンフォースを発生するという。トランスミッションは6段MTに加えて、パドルシフト付き6段ATも選択可能。ボディータイプはタルガトップ仕様のロードスターも用意する。

そして最後の1台は「エヴォーラ スポーツ410」。ロータスのフラッグシップであるエヴォーラに、エアロダイナミクスにさらなるチューニングを施すことで空力性能を向上させたほか、足元に「ミシュラン・パイロットスポーツカップ2」を装着するなどして、ハンドリング性能と高速安定性の向上を図った。また、カーボンファイバー製ボディーパネルの採用などにより、車量重量を1325kgに抑えている。2+2の「エヴォーラ400」とは異なり、完全な2シーターとなるのもエヴォーラ スポーツ410の特徴となる。

ロータスは、9月末に中国のGeely(ジーリー)が株式の51%を取得し、49%を保有するマレーシアのEtika(エティカ)とともに2つの親会社を持つことになった。今回のお披露目会のために来日した英ロータスカーズのダイアン・ワトソン氏は「ジーリーとエティカという2つの親会社との新たな関係を築き上げ、ともにロータスブランドを競争力のあるものにしていく」とコメント。資金的なバックアップを受けることで、ロータスの新型車開発に弾みがつくことは間違いなく、現在のところ今回の株式取得によるネガティブなニュースはないもよう。ロータスファンは、ひとまずほっとしてよさそうだ。

(文と写真=大音安弘)

記事提供:webCG
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