2018年02月01日 10:38

限定車からカタログモデルに昇格…ルノー トゥインゴGT

ルノー・ジャポンは昨年10月に限定200台で導入したルノー『トゥインゴGT』をカタログモデルとして改めて投入した。価格は229万円から。

◇スポーティさをアピールするエクステリア

トゥインゴGTの開発設計はルノー・スポールが手掛けている。ルノー・ジャポンプロダクトプランニング部の近棟伸邦氏は、「ルノー・スポール代表のパトリス・ラティは、“ルノーにはRRというイメージが若干あるが、それは実は遠い昔の話。当初、我々はとても戸惑い、またその開発は手強かった。その理由はここ最近、FFばかりだったからだ。しかし開発を進めていくうちに、多くの知見を思い出し、最終的にはとても面白いクルマが出来た”と自信満々に語っていた」と代弁する。

そのエクステリアカラーは、限定車はオレンジのみだったものから、カタログモデルではオレンジとともにグレーも用意された。名前は“オランジュブレイズ”と、“グリリュネール”だ。 「ブレイズは火の粉、熾火を指し、リュメールは英語のルナ、月で、月の表面のようなクールさを醸し出しているグレーをイメージしている」と近棟氏。「両方ともかなりスポーティな色だ」という。なお、限定車にあったボンネットとルーフのデカールはカタログモデルでは廃された。

次に、大径17インチのアロイホイールも特徴的だ。その名称は“Twin’Run”という。近棟氏は、「トゥインゴの発売前に出したコンセプトカーの『Twin’Run』のホイールデザインを踏襲したもので、かなり大きく見え、非常に目立つデザインだ」と説明。

リアではデュアルエキゾーストマフラーを搭載。「両方きちんと生きたもので、形だけではなくエンジンの出力アップに合わせて中身もしっかりとリデザインされている」と述べた。

また、エアインテークをサイドに設けており、「まさにRRを想像させるもので、もちろんダミーではなく、ここから空気を取り込んでいる」と話す。この利点は2つあり、ひとつは、空気流入温度を下げること、そして、流入量アップだ。近棟氏によると「空気流入温度はマイナス12%、流入量は23%増やすことが出来た。つまり密度が上がってなおかつ量が増えているので、かなりエンジンの出力アップに貢献している」とした。

◇オレンジとグレーをあしらわれたインテリア

インテリアは、「グレーとオレンジをキーにリデザインされている」と近棟氏。シートはレザー調とファブリックのコンビで、GT専用のカラーであるとともにトリムにもレザー調を使い。「若干グレードアップしたような印象を与えている」という。

オレンジカラーはエアコンのベゼルやシート、マニュアルのみミッションのブーツリングにも採用。グレーはステアリングの一部とインパネ周りにあしらわれた。その他にキッキングプレートにルノー・スポールの文字が入り、アルミ製のペダルが採用されている。

◇ESCは専用セッティング

搭載されるエンジンは、インテンスと同じ0.9リットルターボエンジンだが、出力は109psとインテンスより19psアップ。トルクも35Nmアップの170Nmとなった。このエンジンと組み合わされるのは限定車と同様5速のマニュアルと同時に、新たに6速EDCも選択出来る。マニュアルに関してはZAMAC製亜鉛合金のシフトノブを使っており、「シフトノブの重さが振り子の原理となり非常にシフトしやすい」とその特徴を説明する。

足回りはバネもアブソーバーも専用設計。フロントには23mmのアンチロールバーを採用している。

特に注目すべきはESCが専用セッティングとなった点だ。「トゥインゴはAセグメントなので、運転が不慣れな方もたくさん運転する。そのために安定性を第一に考えたESCのセッティングだが、GTに関しては安全一辺倒ではつまらないと、GTのみESCは若干リアを滑らせてくれるセッティングとなった」という。それにより「RRらしい楽しいハンドリングが実現出来た」と話す。

また、ステアリングも標準とは違うセッティングだ。ノーマル車は通常のギアレシオであるのに対し、 GT はバリアブルギアレシオが採用された。近棟氏によると、「中立付近は18対1。そこから切り込んでいくと13:1になり、より緻密な操作が出来るようにしている」と語る

スペックは0-100km/hがマニュアルで9.6秒。EDCは若干車重が増えるため10.4秒を記録している。

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