2018年05月22日 16:30

最高出力800psの高性能モデル「マクラーレン・セナ」上陸

マクラーレン・オートモーティブは2018年5月22日、新たな高性能モデル「マクラーレン・セナ」を東京都内で披露した。

■目的が明確なデザイン

「サーキットで最高のパフォーマンスを発揮するロードカー」

マクラーレンが放つニューモデル、その名も“セナ”のコンセプトは明快だ。ロードカーだから、公道走行に必要な保安基準は満たしている。最低限の快適性も確保されているだろう。しかし、シャシー、エアロダイナミクス、パワートレイン、そしてインテリアの細部に至るまで、サーキット走行でその魅力が最大限発揮されるように開発されたことは間違いない。

その端的な例証といえるのが、サイドウィンドウ内に設けられたチケットウィンドウだ。1960年代のレーシングスポーツカーなどに見られるこの小窓は、文字通り高速道路や駐車場などでチケットを受け渡すためのもの。しかし、そのサイズは本当に最小限でしかない。

なぜ、こうなったかといえば、ボディー下側のエアフローを改善するためにはドアの下半分を大きくえぐる必要があったから。ところが、こうするとサイドウィンドウ全体をドア内部に収納するメカニズムが入らない。そこである種の妥協案として“チケットウィンドウ”を採用したのだ。利便性よりもサーキットでのパフォーマンスを優先した設計思想は、ここにも貫かれているといえるだろう。

■手の届かない最高峰

クルマ全体のプロポーションもエアロダイナミクスを強く意識したものだ。通常の視点ではわかりにくいが、少し高い位置から眺めると、セナはコックピットを中心とするボディー本体に4つのタイヤをカバーするフェアリングが取り付けられたようなスタイリングとなっている。

チーフデザイナーのロバート・メルヴィルによると、4輪のフェアリングにはボディー周辺のエアフローをコントロールする役割があり、ボディー後方に取り付けられた高温用ラジエーター(エンジンの冷却水を冷やすためのもの)に効率的に気流を導くという。しかも、ただエアロダイナミクスを追求しただけでなく、アートやエモーションといった要素も取り込んだ点に、マクラーレンデザインの特徴はあるとメルヴィルは主張する。

モノコックがカーボン製となるのはマクラーレンのロードカーでは常識だが、セナではその最新バージョンである「モノケージIII」が採用された。「MP4/12C」「650S」「570S」「540C」などに用いられたモノセルシリーズがモノコック上部に構造体を持たないのに対し、モノケージシリーズはロールオーバーバーのようにモノコックを上側から補強する構造体を備えるのが特徴。それだけに剛性は高いといえる。

エンジンは「720S」に搭載された4リッターV8ツインターボエンジンの進化版で、最高出力800psと最大トルク800Nmを生み出す。7段DCTのギアボックスも基本的には720S用の強化版と考えていいだろう。

今回発表されたセナは、「P1」「P1 GTR」に続くアルティメットシリーズの第2弾。マクラーレンのモデルラインナップで最高峰に位置づけられるアルティメットシリーズは限定生産とされるのが常で、今回も500台がマクラーレンの本拠地であるイギリス・ウォーキングで手作りされる。残念ながら500台が完売済みであることは、皆さんご想像のとおりである。

(文=大谷達也<Little Wing>)

記事提供:webCG
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