2018年10月18日 11:14

スズキ ジムニー 新型、欧州仕様は1.5リットルで シエラ 相当…パリモーターショー2018で発表

◆1.5リットル直4ガソリンは102hp、13.3kgmを発生

スズキの欧州部門は、フランスで開催中のパリモーターショー2018において、新型『ジムニー』(Suzuki Jimny)の欧州仕様車を初公開した。2019年初頭から、欧州市場で販売を開始する予定。

欧州向けの新型ジムニーは、日本向けの新型『ジムニーシエラ』とほぼ共通仕様になる。新型の特徴は、新開発の1.5リットルエンジンの搭載。先代の1.3リットルエンジンを置き換える。「K15B」と呼ばれる新開発の1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力102hp、最大トルク13.3kgmを発生。トランスミッションは5速MTまたは4速ATを組み合わせる。最高速は5速MT車が145km/h、4速AT車が140km/h。

新型では、ラダーフレーム、FRレイアウト、副変速機付パートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションというジムニーの伝統を継承。ラダーフレームは新開発。Xメンバーと前後にクロスメンバーを追加したことにより、ねじり剛性を先代比でおよそ1.5倍に引き上げた。新型のボディサイズは、全長3480mm、全幅1645mm、全高1725mm、ホイールベース2250mm。先代に対して30mm長く、45mmワイド、20mm背が低い。

◆電子制御のブレーキLSDトラクションコントロール

エンジンを縦置きに配したFRレイアウトは、エンジンをフロントタイヤより後方に配置し、厳しい悪路走行に有効な対障害角度を確保。悪路走破性に優れる機械式副変速機付きパートタイム4WDを採用。路面状況に合わせて2WDと4WDを任意に切替えて走行できる。4WDは4H(高速)、4L(低速)のモードに切替えが可能。4Lは、通常の約2倍の駆動力を発揮し、急な登坂路や悪路の走破性を高める。

3リンクリジッドアクスル式サスペンションは、独立懸架式サスペンションに比べ、凹凸路で優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保。さらに堅牢な構造により過酷な使用環境にも耐える信頼性を追求する。

走破性能を高める電子制御のブレーキLSDトラクションコントロールを採用。4L(低速)モード走行時、エンジントルクを落とすことなく、空転した車輪にだけブレーキをかけることでもう一方の車輪の駆動力を確保し、高い脱出性能を実現する。坂道発進時に役立つ「ヒルホールドコントロール」と、下り坂でブレーキを自動制御することで、車両の加速を抑える「ヒルディセントコントロール」を装備。

悪路走行時のステアリングへのキックバックを低減し、高速走行時の振動を減少させるステアリングダンパーも新採用。車体とラダーフレームをつなぐボディーマウントゴムを新設計。乗り心地を改善し、優れた操縦安定性を追求している。

オーディオシステムを直感的に操作するために、上級グレードには7インチの赤外線タッチスクリーンを装備。このスマートフォンに連携したディスプレイオーディオユニットは、Bluetooth対応とした。

◆スズキセーフティサポートを採用

新型ジムニーには、「スズキセーフティサポート」を採用。ドライバーが事故を回避し、毎日の運転中にドライバーが安心できるよう支援するスズキの予防安全技術となる。前方の車両や歩行者との衝突の危険性があるとシステムが判断した場合には、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキの「デュアルセンサブレーキサポート(DSBS)」が作動。状況に応じて、音声や映像で警告を発したり、制動力を強めたり、自動緊急ブレーキをかけて、衝突を回避する。

さらに新型ジムニーには、ドライバーの安全運転を支援する車線逸脱警報機能やふらつき警報機能、ハイビームアシストを用意。ハイビームアシストはハイビームとロービームを40km/hの速度で自動的に切り替えて、夜間運転をサポートする。新型ジムニーでは、「標識認識機能」を採用。交通標識を認識し、速度制限などの道路標識を検出すると、メーターディスプレイに標識が表示され、ドライバーに安全運転を促す。新型ジムニーはこのシステムを採用した最初のスズキ車になる、としている。

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