2019年02月26日 06:35

ボルボ XC90 に改良新型、ツインチャージャーPHVのEVモードは約2割向上…欧州発表

ボルボカーズは2月22日、最上級SUVのボルボ『XC90』(Volvo XC90)の改良新型を欧州で発表した。

現行XC90は2世代目モデルで2014年8月、欧州で発表された。従来のボルボ車とは異なる新世代デザインを導入した最初のモデルだ。斬新なヘッドライトに、縦基調のフロントグリルを組み合わせた。ヘッドライトには、北欧の神話に登場する神、「トール」の持つ武器、トールハンマーがモチーフのT字型ランニングライトが採用されている。

今回、現行XC90がデビューから4年半以上を経て、初の本格改良を受けて、改良新型が登場した。内外装からパワートレインに至るまで、改良が加えられている。

◆フロントグリルを中心にエクステリアを変更

エクステリアでは、新デザインのフロントグリルを採用。アルミホイールのデザインも見直された。ボディカラーには、新色が設定される。インテリアは全グレードで、複数のシートレイアウトがオーダーできるようになった。2列シートの4名乗り「エクセレンス」、3列シートの7名乗り、新設定の6名乗りが選択できる。内装にウールブレンド素材を用意するなど、パーソナライズの選択肢も広がった。

改良新型XC90では、車載コネクティビティを強化した。XC90は、Appleの「Carplay」と連携した最初のボルボ車だったが、グーグルの「Android Auto」にも対応する。インフォテインメントシステムの「センサス」にも、最新のアップデートが施される。「スポティファイ」(Spotify)の音楽ストリーミングサービスも利用できる。

◆新型XC60に導入された先進運転支援システムを拡大採用

改良新型XC90には、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載した。「シティセーフティ」と「ブラインド・スポット・インフォメーション・システム」の最新バージョンを採用する。シティセーフティには、新たにステアリングサポート機能を追加した。ステアリングサポート機能は50〜100km/hの範囲で作動し、衝突被害を軽減する自動ブレーキだけでは衝突を回避できない場合に、ステアリング操作を自動的に補って、障害物の回避を支援する安全技術だ。ボルボカーズによると、自動ブレーキを使用したシティセーフティは、歩行者、自転車、大型動物を認識する市場で唯一のシステムという。

また、新型『XC60』で最初に導入された「オンカミング・レーン・ミティゲーション」(対向車線衝突回避支援機能)は、改良新型XC90でも利用可能になった。60〜140km/hで走行中、ドライバーが意図せずに自車線を逸脱し、センターラインを越えて対向車線へ侵入した際、自車に接近する対向車との衝突の危険が高いと判断されると、速やかに元の走行車線へと復帰できるようにステアリングを自動修正し、衝突回避を支援する。「クロストラフィックアラート」は、自動ブレーキも作動するようになった。

◆ツインチャージャーのPHVパワートレインを改良

改良新型XC90のパワートレインでは、プラグインハイブリッド(PHV)の最上級グレード、「T8」が改良を受けた。このPHVパワートレインは、「ツインエンジン」を名乗る。2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、ターボとスーパーチャージャーでダブル過給。最大出力は303hp/6000rpm、最大トルクは40.8kgm/2200〜4800rpmを引き出す。モーターの最大出力は改良新型では、80hpから87hpに引き上げられた。PHVシステムはトータルで、最大出力390hp、最大トルク65.3kgmを獲得する。0〜100km/h加速は5.8秒、最高速は230km/hの性能を発揮する。

バッテリー(二次電池)は、蓄電容量11.6kWhのリチウムイオン。EVモードの航続は、従来よりもおよそ2割伸びて約47kmのゼロエミッション走行が可能だ。その効果もあり、NEDC計測による複合モード燃費は45.5km/リットル、CO2排出量50g/kmを実現した。バッテリーの充電はおよそ8時間。急速チャージャーを利用すれば、およそ3時間で完了する。

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