2019年06月24日 14:21

BMWの最上級SUV「X7」の国内販売がスタート

BMWジャパンは2019年6月24日、ラグジュアリーSUV「BMW X7」の日本導入を発表。同日、販売を開始した。

満を持してのフラッグシップ

2018年10月にドイツ本国で発表され、欧州と米国ではすでに販売されているX7。そのネーミングから連想されるとおり、BMWのSUVの新たなフラッグシップである。

BMWとともにドイツ御三家と呼ばれるメルセデス・ベンツの「GLS」やアウディの「Q7」、あるいは北米市場で「キャデラック・エスカレード」や「リンカーン・ナビゲーター」などに対抗するハイエンドのSUVを、これまで持たなかったBMW。しかし、ベントレーやランボルギーニ、そしてロールス・ロイスまでもが超高級SUVをリリースするご時世にあって、ようやく自身が最上級ラグジュアリーSAV(スポーツ・アクティビティー・ビークル)と呼ぶX7をラインナップするに至った。

巨大なキドニーグリルを持つ、押し出しの強いボディーのサイズは全長5165mm、全幅2000mm、全高1835mm、ホイールベース3105mmで、BMWのSUVとしては初めて全長5m、ホイールベース3mを超えた。おかげで余裕のある室内空間には3列のシートが配置され、2列目が3人掛けの7座仕様のほか、2列目が2つの独立したコンフォートシートとなる6座仕様も用意される。これらインテリアは、上質な「BMW Individualメリノ・レザー」で仕立てられており、クリスタル製のシフトレバーやスタート/ストップボタンなどとともに室内の上質感を演出する。

重量級でも走りも自慢

パワーユニットは3リッター直6ディーゼルターボと4.4リッターV8ガソリンターボの2種。最高出力と最大トルクは前者が265ps/4000rpmと620Nm/2000-2500rpm、後者が530ps/5500-6000rpmと750Nm/1800-4600rpmで、後者は3tに迫る車重(2950kg)にも関わらず0-100km/h加速4.7秒という俊足を誇る。いずれも変速機は8段ATで、駆動方式は「xDrive」こと4WDである。

シャシーには路面状況を各ホイールに設置したセンサーで感知し、必要に応じて上下40mmの範囲で車高を自動調整する「四輪アダプティブ・エアサスペンション」を採用。さらにカメラで路面状況を確認し、ダンパー調整やロール制御を最適化する「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」も導入し、優れた走行安定性と上質な乗り心地を両立している。

フラッグシップだけに、運転支援システムも最先端のものを備えている。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、車線変更警告および車線逸脱警告システム、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキなどのほか、すでに新型「3シリーズ」「8シリーズ」にも採用されている、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、それを正確にトレースしてバックできるリバースアシスト付きのパーキングアシスタントを標準装備する。

2019年夏以降には、これらに加えてハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能も搭載される。これは高速道路の渋滞時に、一定の条件下に限りドライバーがステアリングホイールから手を放して走行することを可能とし、運転負荷を軽減し安全に寄与するシステムである。

また、これも新型3シリーズに採用されている、「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も備わる。音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能な音声入力システムだが、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示を理解し、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習する機能が備わるほか、ドライバーが語りかける際に使う“システムの名前”を自由に命名できるのが特徴である。

BMW X7のグレードと価格は、以下のとおり。

X7 xDrive35d:1079万円

X7 xDrive35dデザイン・ピュア・エクセレンス:1206万円

X7 xDrive35d Mスポーツ:1242万円

X7 M50i:1566万円

(文=沼田 亨)

記事提供:webCG
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