2019年07月11日 10:10

ベントレーが創立100周年を記念する電動・自動運転のコンセプトカー「EXP 100 GT」を発表

英ベントレーは2019年7月10日(現地時間)、創立100周年を記念するコンセプトカー「EXP 100 GT」を発表した。

同車は、ベントレーが考える“2035年のグランドツアラーの姿”を体現したもの。自動運転やパワートレインの電動化に加え、内外装において、シームレスに融合した異素材とインテリジェントなテクノロジーをぜいたくに組み合わせた“未来のクラフトマンシップ像”も表現しているという。

ボディーは全長が5.8m、全幅が2.4mというサイズで、上方に大きく開くドアを全開にすると、その高さは約3mになる。エクステリアは「コンパス」と呼ばれる新色でペイント。もみ殻の灰を再生して作られた特殊な顔料が用いられており、ベントレーは「秋を思わせる美しい波長を表現した」と説明している。

ベントレーでは、きらびやかなフロントグリルを「マトリクスグリル」と呼ぶ。停止中のクルマに近づくとこのグリルからノーズにある「フライングB」マスコット、さらにボンネット中央を経由しキャビンへと光が到達。リアセクションには3Dの有機ELディスプレイが使用され、テールランプと共に光る演出が用意されている。前後セクションに用いたイルミネーションのアイデアについて、ベントレーは「光をもラグジュアリーな新素材として使用した」と胸を張る。

この“新素材”は、キャビンでも多用されている。プリズムが埋め込まれたガラスルーフから差し込んだ光は、光ファイバーを通してキャビンへと送られ、そこで集められた自然光と合成光は、乗り物酔いを軽減するための新たな方法として使用されるほか、移動中の充足感を引き上げるためにも役立てられるという。

キャビンの見どころはこれだけではない。サスティナブルな生地とレザー、倒木から採取したウッドパネルの使用もEXP 100 GTにおけるユニークなポイントだ。

シートに使用されている生地は、ワイン醸造過程の副産物から開発されたエコでラグジュアリーな新素材。100%植物由来でありながらレザーのようなタッチが特徴となる。ウッドパネルに使用されたのは、銅が溶け込んだ「リバーウッド」という木材で、湿地や湖や川などで発見された5000年以上も前の倒木である。

15分で容量の80%充電が可能となるバッテリーは、従来のものに比べ質量を35%削減しながら、航続距離は700kmを確保。合計で最大トルク1500Nmを発生させる4基のモーターは、EXP 100 GTに0-100km/h加速2.5秒以下、最高速度300km/hというパフォーマンスをもたらす。

自動運転機能では車両が周辺の環境を認識し、乗員が快適に移動できるように走りをコントロール。都会の通勤渋滞ストレスから解放されるのはもちろんのこと、山道でホットな走りが楽しみたいという場合でも自動運転が対応してくれる。手動運転に切り替え、ドライバー自身の運転によってスポーティーな走行も楽しめるようになっている。自動運転の場合は3パターンのシートレイアウトを持つ「アダプタブル・バイオメトリック・シーティング」が活躍。ステアリングホイールを格納しシートを後退させ、キャビンをリビングルームのように使用することも可能となる。

AIを用いて個人の走行データを収集し、ルートに関する情報や旅についての案を提供、周辺で利用できる施設などを紹介してくれる「ベントレーパーソナルアシスタント」も搭載されている。

さらに同システムには「エンハンス」「コクーン」「キャプチャー」「リ・リブ」「カスタマイズ」という5つのモードが用意されており、例えばコクーンモードでは空気清浄機能が働き、ガラスが不透明に切り替わりプライバシーを確保。外の世界と切り離されたキャビンの構築が可能なので、自動運転の際などに快適な移動空間となりそうだ。

ベントレーの会長兼CEOであるエイドリアン・ホールマーク氏はEXP 100 GTの発表にあたり「創立100周年を迎え、私たちはEXP 100 GTで当ブランドの未来のビジョンを明確に打ち出しました。この考え抜かれた最新型のグランドツアラーは、ラグジュアリーカーの将来がこれまでの100年同様、意欲と感動に溢(あふ)れたものとなることを物語っています」とコメントしている。

(webCG)

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