2019年09月11日 09:00

メルセデスベンツ『ESF 2019』、自動運転など次世代技術満載

メルセデスベンツは9月9日、ドイツで開催したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)のプレビューイベントに、最新の自動運転技術などの次世代技術を搭載したコンセプトカー、メルセデスベンツ『ESF 2019』(Mercedes-Benz ESF 2019)を出展した。

ESF 2019は、新型メルセデスベンツ『GLE』をベースに開発された。パワートレインには、プラグインハイブリッド(PHV)を搭載する。車名の「ESF」とは、エクスペリメンタル・セーフティ・ビークル(安全実験車)を意味しており、ESF 2019はESFの最新モデルだ。

メルセデスベンツは1970年代から、ESFを安全技術の向上を目的に製作してきた。メルセデスベンツはESF 2019の公道走行テストなどを行い、その技術を将来の市販車に導入することを目指す。現在、研究開発を進めている最新の自動運転技術など、次世代テクノロジーを搭載しており、メルセデスベンツによると、一部のテクノロジーはシリーズ生産できるレベルにあるという。

◆アクティブブレーキアシスト

ESF 2019には、メルセデスベンツの最新の安全技術を搭載する。そのひとつが、「アクティブブレーキアシスト」だ。交差点などを曲がる時には、歩行者や自転車の正確な位置を検出する。

歩行者や自転車との衝突が差し迫っている場合、ドライバーには視覚的および音声による警告が発せられる。ドライバーが反応しない場合、自動ブレーキが作動する。右折時に死角に自転車がいる場合も同様だ。

◆他車へのメッセージ表示機能

また、ESF 2019では、万一の交通事故の際、二次的な事故を防止するために、事故後に自動的に車両の後部から小さなロボットが現れ、三角停止板を掲出して他の交通の安全を確保する。同時に、車両のルーフから警告板がポップアップし、リアウインドウに警告メッセージが表示される。

ESF 2019の後席エアバッグでは、新開発のインフレーションを導入して、エアバッグを展開する。ベルトフィーダ、ベルトバックル照明、USBベルトバックル、ベルトヒーティングなど、後席の乗員のシートベルト着用率を高める多くのアイデアを採用している。

交差点で道路を横断する歩行者や自転車との衝突の危険がある場合、システムは必要に応じて、自動ブレーキによって車両を停止させる。車両周囲の360度の歩行者保護システムは、歩行者や自転車との衝突の危険性がある場合、ドライバーに警告を発し、回避行動の支援を行う。

◆完全自動運転に配慮したインテリア

さらに、ESF 2019には、メルセデスベンツの最新の自動運転技術を搭載する。完全自動運転モードで走行している時、ステアリングホイールとペダルは格納される。完全自動運転モードでは、ドライバーは移動中、運転操作以外の事を行える。これに配慮し、ESF 2019では、シート一体型シートベルトやシートバックレストのサイドボルスター一体型サイドバッグが装備された。ESF 2019には、手動運転モードも採用されている。

自動運転車では安全上、車両の意思を他の道路利用者に知らせることが重要となる。ESF 2019のセンサーは、車両の周囲を監視するだけでなく、あらゆる方向に通信し、他の道路利用者に警告することができる。また、ESF 2019には、革新的なヘッドランプ技術の「デジタルライト」を採用した。ハイビームでも対向車や歩行者がまぶしさを感じることなく、200万画素以上の解像度を備えている。

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