2019年11月06日 06:12

VW「ID.」シリーズ初のSUV、プロトタイプ発表…2020年内に生産開始へ

フォルクスワーゲンは、新世代EVの「ID.」シリーズ初のSUV、『ID. CROZZ』(Volkswagen ID. CROZZ)のプロトタイプを発表した。

フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、ID.シリーズだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVのID.3を2020年に発売する。これに続いて、SUVセグメントにはID. CROZZを投入する予定で、さらにMPVの『ID. BUZZ』を順次、市場に導入していく。

◆SUVとクーペのデザインを併せ持ったクロスオーバーEV

フォルクスワーゲンは2017年春、コンセプトカーのID. CROZZを発表した。ID. CROZZはSUVとクーペのデザインを併せ持ったクロスオーバーEVだ。

そのデザインは、SUVの堂々としたフォルムに、クーペのエレガントでスポーティな軽快感を融合したものだ。大きなボンネットと力強い形状のワイドフェンダーが特長になる。表情豊かなボンネットは、高さのあるフロントエンド全面に広がっている。

車内のあらゆる設定が、ドライバーに合わせて自動的に調整できる。この設定は、フォルクスワーゲンの「User-ID」によって可能になる。User-IDとは、フォルクスワーゲンのデジタルエコシステムに保存された個人プロファイルのことだ。スマートデバイスを介して有効となり、それ自体がデジタルキーの役割を果たす。このデジタルキーを持った人が近くにやってくると、I.D.CROZZはそれを認識してドアのロックを解除するとともに、空調を含めたあらゆる設定を、その個人に合わせて調整する。

◆EV向けモジュラー車台「MEB」がベース

ID. CROZZは、フォルクスワーゲングループの「モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス(MEB)」に基づいて設計された。MEBモデルでは前後のアクスルと駆動関連モジュールが、通常よりも離れているため、長いホイールベースを可能にする。

駆動系モジュールは、すべてコンパクトに設計され、バッテリーは、車体のフロア下部にレイアウトされた。シートも多様なアレンジが可能で、さまざまな目的に合わせて広いスペースを作り出せる。この広くて、使い勝手も考え抜かれた「オープンスペース」は、一般的なクラスの概念を打ち破るものになるという。

コンパクトな電気駆動システムとフロアに内蔵したリチウムイオンバッテリーのおかげで、室内には広々としたアレンジ自由なラウンジのような空間のオープンスペースが生み出された。室内に差し込む光の量やシートポジションに応じて、ダッシュボード、アッパードアトリム、ドアインサートは、それぞれさまざまな色彩を放つ。ドライバーと助手席乗員には、上質なヘッドレスト一体型シートが装備され、後席のレッグルームも大型サルーン並みの余裕を追求した。

◆1回の充電での航続は最大500km

EVパワートレインのモーターは、最大出力306hpを引き出す。電気による4輪駆動システムにより、最高速は180km/hで、1回の充電で最大500km(NEDC:新欧州サイクル)を走行できる。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの容量の80%を、およそ30分で充電可能だ。

またID. CROZZは、完全自動運転モードとして、「ID. Pilot」を装備する。ステアリングホイールのVWバッジを3秒間押せば、完全自動運転モードで走行できる。ID. Pilotモードを選択すると、マルチファンクションステアリングホイールがダッシュボードの中に折り畳まれて、デジタルインストルメントの「アクティブインフォディスプレイ」と完全に一体化される。同様に、空調ユニットと一体化したインフォテインメントシステムも、タッチパッドとして設計されている。自動運転モードでも、マニュアル運転モードでも、ドライバーは、スピードやナビゲーションに関する情報を、ARヘッドアップディスプレイを通して受け取れる。

フォルクスワーゲンは今回、ID. CROZZの開発プロトタイプ車両を発表した。イエローのストライプを主体にしたカモフラージュを施しているが、市販に向けて細部のデザインを変更している。フォルクスワーゲンは、2020年内に生産を開始する予定、としている。

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